2017年8月4日更新

よく聞く「アミノ酸」の役割や効果って何?どんな種類があるの?

「アミノ酸や、必須アミノ酸」という言葉は、日常生活を過ごしていても情報誌やメディアなどでもよく耳にするのではないでしょうか? 今更・・・という方もいらっしゃるかも知れませんが、これを機に「アミノ酸」について詳しく見てみましょう! 特にスポーツをされてる方や、筋トレをされている方には「アミノ酸スコア」や「BCAA」は知っておきたい情報です。

よく聞く「アミノ酸」の役割や効果って何?どんな種類があるの?

アミノ酸の役割とは

アミノ酸とは、アミノ基とカルボキシル基という原子団をそれぞれ1つ、あるいはそれ以上もつ化合物です。

アミノ酸の最も重要な役割の一つが「タンパク質を構成する」というものです。アミノ酸はタンパク質を構成する最小単位の物質で、自然界には数百ほどの種類が存在するといわれていますが、その中の20種類のアミノ酸によって人をはじめ生物のタンパク質は構成されています。

わずか20種類のアミノ酸は異なる順序や組み合わせによって約10万種類もの構造を生み出し、さまざまな形のタンパク質を作り上げているのです。

タンパク質は筋肉や臓器などを構成する他にも、酵素やホルモン・免疫抗体といった人体に必要な成分の原料となります。その他、血液中の成分であり酸素を輸送するはたらきをもつヘモグロビンをはじめ、栄養素などの貯蔵や輸送にも大きく関わる、人体には絶対に欠かせない成分なのです。

タンパク質についての詳しい記事はこちら

「必須アミノ酸」と「非必須アミノ酸」

人体で利用される20種類のアミノ酸のうち、人の体で合成できないため食事から摂取する必要のある9種類(成人は8種類)のアミノ酸を「必須アミノ酸」といい、それ以外のものを「非必須アミノ酸」といいます。

必須アミノ酸の種類

アミノ酸のうち、体内で必要量を合成することができない9種類(成人は8種類)は必須アミノ酸と呼ばれ、食事から摂取する必要があります。

それぞれの詳細な記事は以下から御覧ください。

イソロイシン
ロイシン
リジン
メチオニン
フェニルアラニン
スレオニン
トリプトファン
バリン
ヒスチジン



非必須アミノ酸の代表的な種類

非必須アミノ酸は、体内で合成できますが、様々な働きがあるため摂取したいアミノ酸です。(※1)アルギニンは、子供の場合「必須アミノ酸」です。

それぞれの詳細な記事は以下から御覧ください。

アスパラギン酸
グリシン
グルタミン酸
チロシン



指標となる「アミノ酸スコア」

タンパク質は日々絶えず合成と分解を繰り返しています。

必須アミノ酸が不足することによって人体に必要なタンパク質が合成されず、例えば筋肉の減少やホルモン分泌の低下などが起こる可能性があります。


そこで指標となるのがアミノ酸スコアという数値です。

アミノ酸スコアとは必須アミノ酸それぞれのアミノ酸のバランスを示したもので、全てのアミノ酸の必要量を満たすとアミノ酸スコアは100となります。

しかし、100以下のものがあった場合、最も低いアミノ酸(第一制限アミノ酸)に準じて他のアミノ酸の摂取が制限されてしまうため、毎日の食事では良質なタンパク質源となる食品を摂取することを心がけることがとても重要なのです。

スポーツ分野で注目されている「BCAA」

必須アミノ酸の中でも特殊な成分として知られるのが、バリン・ロイシン・イソロイシンの3種類です。

これらは「BCAA(分岐鎖アミノ酸)」と総称されており、筋肉を構成するタンパク質の約35%を占めるアミノ酸としてスポーツの分野で注目されているアミノ酸です。

スポーツやトレーニングの前後にBCAAを摂取しておくことにより、パフォーマンスの向上や筋疲労の回復効果が示されています。

詳細は、BCAAの記事をご覧下さい。

一緒に読んでおきたいオススメ記事

◎タンパク質の種類と効果
◎タンパク質の代謝とは(※代謝シリーズ:全5回)

この記事を書いた人
ライフミール栄養士
ライフミール栄養士

編集部

ライフミール所属の栄養士です。 私たちは、「正しく、美味しい食生活」を少しでも多くの方に送って頂けるように、まずは正しい判断基準を持つための基礎的な栄養学に始まり、楽しく興味を持って頂けるようなコンテンツの提供や、専門性の強い研究テーマまで幅広い情報を発信してまいります。