2017年10月3日更新

日本人の食生活・栄養の問題点とは?⑤ 野菜の食べ方をもっと楽しもう!

前回は日本人の食生活・栄養の問題点として、野菜と果物の摂取不足について解説しました。最終回となる今回は、野菜をもっと楽しむための、野菜との向き合い方を提案します。 日本人に不足しがちな野菜は、こまめに食べることを意識する必要があります。栄養バランスを整えて、健康な食生活を実現しましょう。

”顔の見える野菜” を買ってみよう!

地産地消とは、その地域で採れた作物を食べる、という意味を持つ言葉です。

買う者と売る者の関係を生み出すことで得られるのは、作っている人の顔が見えるという安心感です。食べ物には、安心と安全の両方が欠かせませんよね。

そして、地域で採れたものを食べることは、地域の経済活動を活発にし、地域そのものを元気にする効果もあります。

いわゆる「ふるさと納税」は地域を応援する意味合いで行われていますが、野菜を買う時に少しでも自分の住む地域に近い野菜を買う、というのは地元を応援していることにつながるのです。

ぜひ一度、生鮮食品売り場を見渡してみてくださいね。

伝統野菜を楽しもう!

伝統野菜とは、その地域で古来から作られていた野菜であり、地域の気候や風土に適した野菜で食文化の一つでもあります。


最近では、流通の確保などから野菜の品種改良が勧められ、伝統野菜の生産量が少なくなってしまっているのが現状です。

しかし、最近では伝統野菜は一つの文化として注目されており、例えば京都の「京野菜」などはある種のブランドとして人気の野菜ですよね。

他には、東京で古くから作られていた「江戸野菜」も有名で、「江戸野菜」はその名の通り江戸時代から作られていた野菜です。

繊維が多く水分の少ない練馬大根、小松川付近で栽培されていたことからその名をつけられたといわれる小松菜など、歴史を辿ると面白い発見があります。

自分の地域の伝統野菜を探してみたり、国内旅行の際に伝統野菜に注目してレストランを選んでみるのも面白いですよ。

世界中の野菜を試してみよう!

最近では日本だけでなく他の国々で育てられてきた野菜も手に入るようになってきました。


例えばかぼちゃの仲間であるズッキーニは、以前にはあまり見られなかったものの、今ではスーパーでも手軽に購入ができるようになっています。

イタリアやフランスの料理で多用されているように、煮込み料理に使うと異国の気分が味わえます。


日本人がすき焼きなどの鍋物には春菊を入れる!といったように、外国人もその土地の野菜を必ず取り入れて、料理を完成させています。

食も文化の一つです。野菜からグローバル化を取り入れて多種多様な国々の味わいを、料理で楽しんでみるのもおすすめです!

まとめ

野菜は、子どもの頃から嫌いな食べ物としてイメージが定着している人もいるのではないでしょうか?

食べなければいけないという義務感で野菜を食べていては、良い感情を抱くことは難しいですよね。

その場合は、地域の活性化のため、そして文化として野菜を味わうことで、栄養摂取のためだけではない、新しい野菜の食べ方を見つけることができるかもしれません。

野菜の由来や歴史など、さまざまな方面から触れ合ってみると、楽しいものですよ!


以上で、日本人の食生活・栄養の問題点のシリーズについて終了です。

食生活を見直すキッカケとなり、皆様の食生活がより良く、そして長く健康に生きるための一つのキッカケになれば嬉しく思います。それではまた別シリーズにて!



この記事を書いた人
ライフミール栄養士
ライフミール栄養士

編集部

ライフミール所属の栄養士です。 私たちは、「正しく、美味しい食生活」を少しでも多くの方に送って頂けるように、まずは正しい判断基準を持つための基礎的な栄養学に始まり、楽しく興味を持って頂けるようなコンテンツの提供や、専門性の強い研究テーマまで幅広い情報を発信してまいります。