北米の朝食の定番!オートミールの特徴
オートミールとは簡単に言うと、麦を平にした”押し麦”です。日本ではグラノーラやクッキーでしか見かけることのないオートミールですが北米では健康的な朝食の一つとして、マクドナルド、スターバックスといったファストフード店やカフェにもメニューにあります。
オートミールに含まれる栄養成分の特徴とは?
食物繊維
穀物類の中でも栄養価に優れているオートミールは玄米の3倍の食物繊維を含んでおり、中でもβ-グルカンを主体とする水溶性食物繊維を多く含んでいる食品です。この水溶性食物繊維は水に溶けるとドロドロのゲル状になることで整腸作用があり、また生活習慣病の予防に繋がります。
さらに、オートミール1食分の約40gを食べることで厚生労働省で定められている食物繊維摂取の1日目標量18g(女性)の1/6の量である3gを摂取することができます。
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・食物繊維
鉄分
鉄分は貧血予防、また身体を動かす上で必要となる酸素を身体の細胞に運んでくれています。その鉄分が玄米の1.8倍多くオートミールに含まれています。
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・鉄の栄養効果
カルシウム
骨や歯を丈夫にするカルシウムは玄米に比べ5倍も多く含まれています。また、カルシウムは血液を固まらすのを助ける効果やストレスを抑える効果があります。
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・カルシウムの栄養効果
北米で有名なオートミールブランド
クエーカー(Quaker)
このメーカーは会社を設立してから130年以上続いている北米で有名な老舗のブランドです。中でも、お湯か水を入れるだけで簡単作れるクエーカーのインスタントオートミールはスーパーマーケットにもたくさんの商品が陳列されています。
また現在では複数のフレーバーが用意されていたり、タンパク質や食物繊維が強化されたもの、体重コントロールをしている人のために作られたものなど様々なバージョンが売られています。
クエーカー(Quaker)のHPはこちら!(※英語)
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・タンパク質について詳しく
・食物繊維の種類
オートミールの簡単なメニュー
オートミールの基本的な食べ方には暖かい食べ方と冷たい食べ方の2通りがあります。北米では暖かいオートミールが主流ですが、今回は簡単で美味しく食べられる両パターンの作り方を紹介します。
ジャムオートミール(ホット)
<材料>
・水 or 牛乳(1カップ)
・オート麦(1/2カップ)
・お好きな味のフルーツジャム(1〜2テーブルスプーン)
・バニラエッセンス(1〜2滴)
・塩(ひとつまみ)
<作り方>
① 水(牛乳)を入れ沸騰させた鍋にオート麦を加えたら、中火にします
② オート麦が水(牛乳)を吸収したら、ひとつまみの塩とバニラエッセンスを加えます
③ 最後にお好みのジャムを上からかけたら出来上がり
詳しいレシピはこちら!(※英語)
アップルシナモンオーバーナイトオートミール(コールド)
<材料>
・オート麦(1/2カップ)
・牛乳(1/2カップ)
・プレーンヨーグルト(1/4カップ)
・刻んだりんご(1/2カップ)
・シナモン( ティースプーン1/8杯)
・はちみつ(ティースプーン1杯)
・チアシード(ティースプーン1杯)
<作り方>
① オート麦、牛乳、ヨーグルトを順にビンやタッパーに入れます
② 次にカットしたりんごを加え、その上からシナモン、はちみつ、チアシードを加えます
③ 冷蔵庫の中で一晩か数時間し寝かせたら出来上がりです
*前の日の夜に作って朝食べるのがオススメです!
詳しいレシピはこちら!(※英語)
今回紹介した基本的な食べ方にフレッシュフルーツやドライフルーツを追加することでさらに美味しく、また食物繊維やビタミンも一緒に摂取することができます。北米の健康的な朝食のオートミールを生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。