【ダイエット基礎⑧】ダイエットに関するよくある質問を解説!

ダイエット基礎も終盤に差しかかった今回は、ダイエットでよくある質問を解説します。一つ一つを自分自身の状況と照らし合わせて参考にしてみてくださいね。

【ダイエット基礎⑧】ダイエットに関するよくある質問を解説!

Q1.ダイエット中、朝ごはんは食べた方が良いのでしょうか?また、どんな内容がダイエット向きですか?

A.
朝ごはんは一日のエネルギー源となる大切な食事。特に「脳」はブドウ糖を栄養として活動するため、糖質を摂取しておくことが集中力の維持や思考力アップには欠かせません。

とはいえ、「体質」「その日の体調」「時間の余裕」などによってしっかりと朝ごはんを食べられるかどうかの状況は変わるもの。体と相談し、時には軽めに済ませることも悪いことではありません。

ですが、朝目覚めてから全く食べないのはおすすめできません。なぜなら、人の体内時計はきっかり24時間に設定されているのではなく、食事や睡眠によって調整されるものだからです。

朝ごはんによって胃や腸をはたらかせ、一日のリズムを作ることが健康な日常生活を送る上では重要なのです。

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ブドウ糖の栄養効果
糖質の種類と効果


では、ダイエット中の朝ごはんに何を選ぶかということですが、以前にも解説した通りダイエットの大きな妨げとなるのが「空腹感」。空腹を感じにくくするためには血糖値がゆるやかに上昇・下降する食材をチョイスするのがおすすめ。

睡眠から目覚めた朝は特に栄養への感度が高い状態になっているので、朝ごはんには精製されていない玄米やライ麦などの穀類を用いた糖質を選ぶと良いですね。

さらに余裕があれば「タンパク質+ビタミン・ミネラル」を付加したサンドイッチやおにぎりなどを選ぶと、代謝を高めることにもつながって運動などの効果もアップ!

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【ダイエット基礎④】血糖値のコントロール
タンパク質の種類と効果
ビタミンの種類と効果
ミネラルの種類と効果

Q2.不規則な生活なので、食事のパターンを一定にすることができません。何か対策は?

A.
シフト制のお仕事に就いている方などに多いのがこちらの疑問です。毎日の生活リズムを一定にすることはダイエットの成功にとって有効な手段の一つではありますが、それぞれ生活状況は異なりますよね。

ポイントとしては、目覚めてから一番にする食事を「朝ごはん」として考えることがまず一点。睡眠時間と労働時間が一定である場合には、目覚めた時の食事に前述のような内容を取り入れ、寝る前の食事はどんな時間でも「夜ご飯」と仮定して軽めに済ませることが大切です。


もし、労働時間が長くなり、さらに比例して起きている時間も長くなるというパターンの場合は「分食」をおすすめします。

一度目の食事を「朝ごはん」、二度目の食事を「昼ごはん」とし、その間は3~4時間程度空けます。その後、4時間後に軽めに一度目の「夜ごはん」を食べ、さらにその後の時間に二度目の「夜ごはん」を食べる…といったパターンです。

夜ごはんのポイントとしては、エネルギーを2食で満たすイメージを持つこと、糖質を含む食材は一度目に食べ、二度目にはタンパク質を中心に消化にいいものを選ぶと良いですね。

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糖質の種類と効果
タンパク質の種類と効果

今回は、特に食事の内容で質問の多い項目を解説しました。次回も引き続き、ダイエットで多い疑問について解説していきたいと思います。





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ライフミール栄養士
ライフミール栄養士

編集部

ライフミール所属の栄養士です。 私たちは、「正しく、美味しい食生活」を少しでも多くの方に送って頂けるように、まずは正しい判断基準を持つための基礎的な栄養学に始まり、楽しく興味を持って頂けるようなコンテンツの提供や、専門性の強い研究テーマまで幅広い情報を発信してまいります。