【ダイエット基礎⑥】体脂肪別!内臓脂肪型肥満のダイエット方法とは?

今回から2回は、前回解説した体脂肪2種類についてそれぞれに適した運動の種類を解説します。まずは内臓脂肪型肥満から正しい運動&食事方法を選択して、理想の体を手に入れましょう!

【ダイエット基礎⑥】体脂肪別!内臓脂肪型肥満のダイエット方法とは?

内臓脂肪は健康維持のために今すぐ対策を!

前回も説明をしましたが、内臓脂肪とは内臓の周囲に蓄積した体脂肪のことです。腹部に集中することが多いので、リンゴのような体型の方に多いといわれています。

内臓脂肪には、“つきやすく落としやすい”という特徴があり、これだけを聞くとダイエットの効果が早く良い体脂肪なのでは?と思う方もいるのではないでしょうか。


内臓脂肪がつきやすく落としやすい、と言われている理由はその「代謝の速さ」にあります。落とす、ということだけを考えればありがたい性質のように感じます。

ですが、そのまま放置していた場合、血中の脂質濃度を高めたり、血圧を上昇させる物質を分泌させるなどの悪い作用についても進行が速いのです。内臓脂肪が多いタイプの方は、健康維持のためにもすぐに対策を始めることをおすすめします!

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内臓脂肪は有酸素運動がおすすめ

内臓脂肪を燃焼したいなら、まずは生活の中に有酸素運動を取り入れることが重要です。きついランニングなどではなく、簡単に始められるウォーキングからでもちろん大丈夫です。

過去には、有酸素運動はまとまった時間で行わなければ脂肪は燃焼しない、といった説が有力でしたが、現代では1日の通算運動時間が30分でも、継続して30分運動を行った場合と同等の運動効果が得られるという説が有力となっています。

通勤時間やちょっとしたスキマ時間でもかまいません。こまめに体を動かすことから始めてみましょう!内臓脂肪は反応が早く運動の効果も表れやすいので、ちょっとした工夫で体型は変わります。

食事は糖質の摂取割合を見直して

内臓脂肪が気になる人は、まず自分自身の糖質摂取の割合を見直すことから始めてみましょう。糖質はエネルギーとなる三大栄養素の中でも最も効率良くエネルギーになる栄養素で、特に過剰である場合に脂肪として蓄積しやすい成分です。

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また、食事では糖質をあまり摂取していないという人でも、「お酒」には要注意!内臓脂肪の気になる人の多くは飲酒が習慣となっていることがあり、お酒の種類によっては糖質を多く含んでいるものがあるからです。

お酒を飲む頻度を減らすことも視野に入れ、お酒のおつまみの内容もぜひ振り返ってみてはいかがでしょうか。

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糖質の摂取割合は全体のエネルギーの約半数といわれていますが、もちろんその他の栄養素を含む食材を摂取しているかどうかも重要です。

一般的に健康に良いとされている「一汁三菜」の食事パターンを少しでも多くし、バランスの良い食事を心がけましょう。

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今回は内臓脂肪を落とすために必要な運動と食事の方法について紹介しました。次回は、皮下脂肪の減少に効果的な運動と食事のアプローチ方法を解説します。





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ライフミール栄養士
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編集部

ライフミール所属の栄養士です。 私たちは、「正しく、美味しい食生活」を少しでも多くの方に送って頂けるように、まずは正しい判断基準を持つための基礎的な栄養学に始まり、楽しく興味を持って頂けるようなコンテンツの提供や、専門性の強い研究テーマまで幅広い情報を発信してまいります。