もうすぐ春!お花見でお酒と食べたいおつまみ決定版!

今年もお花見の季節がやってきました。楽しいお花見の席ではついついお酒もすすんでしまいますね。そこで、お酒と一緒に摂りたい栄養素や含まれる食品を、おすすめのおつまみレシピとともにご紹介致します。

もうすぐ春!お花見でお酒と食べたいおつまみ決定版

お酒と一緒に摂りたい栄養素・食品とは?

1.肝臓の働きを助ける「タンパク質」

お酒の代謝を行っている臓器は肝臓です。肝臓で作られる様々な酵素によってアルコールが代謝されています。

この酵素の材料となっているのがタンパク質です。

関連ページ:タンパク質の栄養効果

2.活性酸素を除去する「抗酸化物質」

肝臓でアルコールが代謝される際、活性酸素が発生すると言われています。

活性酸素とは細胞を傷つけ、がんや老化の原因となると言われている物質です。抗酸化物質はこの活性酸素と結びつき、活性酸素の害から守る働きがあります。

抗酸化物質には、ビタミンA・ビタミンC・ビタミンEのビタミンの他、フィトケミカルやポリフェノール、カロテノイドなどがあります。

<関連ページ>
フィトケミカルの栄養効果
ポリフェノールの栄養効果
カロテノイドの栄養効果

油っぽいものはなるべく控えて

お酒のおつまみというと、揚げ物が多くなりがちですが、できれば揚げ物は控えた方がベターです。それは油の代謝が肝臓の負担になる為です。

アルコール代謝でも肝臓に負担がかかっていますから、油による負担はなるべく少なくしたいですね。

お酒と一緒に摂りたい食べ物とは?

1. 鮭

鮭の赤い色素、アスタキサンチンには抗酸化作用があります。さらに、タンパク質も豊富に含んでいます。

サラダやおにぎりなど、色々なおかずにアレンジしやすく、おつまみにも取り入れやすい食材です。

関連ページ:アスタキサンチンの栄養効果

2. パプリカ

ビタミンC、ビタミンEを豊富に含んでいます。彩りがキレイなのでお花見のおつまみにもピッタリです。

関連ページ:ビタミンCの栄養効果 | ビタミンEの栄養効果

3. トマト

抗酸化作用のあるリコピンを豊富に含んでいます。

関連ページ:リコピンの栄養効果

4. 乳製品

特に空腹時にアルコールを飲むと、胃が荒れてしまうことがあります。乳製品は胃を保護する働きを持っています。

また、ビタミンAやタンパク質も含んでいます。

関連ページ:ビタミンAの栄養効果 | タンパク質の栄養効果

5. 大豆製品

抗酸化作用のあるイソフラボン、タンパク質を含みます。

関連ページ:イソフラボンについて

お花見におすすめレシピ3選!

1. 鮭ごはんの一口いなり

ご飯にアスタキサンチン豊富な鮭フレークを混ぜ込んだ鮭ご飯でつくるおいなりさんです。見た目も華やかで、油揚げからイソフラボンやタンパク質も摂取できます。

  • 【材料】※6個分
  • ・ごはん 200g(中くらいの茶碗1杯)
  • ・鮭フレーク 大さじ1
  • ・すりごま 適量
  • ・紅ショウガ 大さじ1/2
  • ・すし酢 適量
  • ・油揚げ  3枚
  • ・だし汁 150ml
  • ・砂糖 大さじ2
  • ・みりん 大さじ1杯半
  • ・醤油 大さじ1杯半


  • 【作り方】
  • ① 油揚げは半分に切って中を開き、袋状にして熱湯をかけて油を抜く。

  • ② キッチンペーパーで油揚げの油、水気をしっかりと拭き取る。

  • ③ だし汁・砂糖・みりん・醤油を小鍋に入れ、温まったら油揚げを入れて水気がなくなるまで煮、粗熱をしっかりととる。

  • ④ ごはんにすし酢、みじん切りにした紅ショウガ・鮭フレーク、すりごまを入れて混ぜる。

  • ⑤ ③の油気に④のご飯を摘める。

  • *ゆでたブロッコリーや、炒り卵などをトッピングするとより華やかになります。



2. 簡単!かぼちゃの茶巾

βカロテン豊富なかぼちゃとチーズを組み合わせた茶巾です。見た目もとても華やかです。

関連ページ:βカロテンについて

  • 【材料】※6個分
  • ・かぼちゃ 1/6個
  • ・プロセスチーズ 2個
  • ・マヨネーズ 適量


  • 【作り方】
  • ① かぼちゃは1口代に切って耐熱ボウルに入れ、ラップをして5分(700W)程度加熱する。
    楊枝がスッとささる柔らかさになるまで、加熱時間を追加しながら加熱する。
  • ② プロセスチーズは5mm角に切る。

  • ③ ①の粗熱をとってつぶし、②のチーズ、マヨネーズを入れて混ぜる。

  • ④ ラップを10cm角にカットし、6等分した③を丸めてのせ、茶巾のように絞る。


① 箸休めに…ミニトマトとパプリカのピクルス

リコピンの豊富なミニトマトと、ビタミンの豊富なパプリカの組み合わせ。

  • 【材料】※作りやすい分量
  • ・パプリカ 黄 1個
  • ・ミニトマト 8個
  • ・お酢 100ml
  • ・水または出汁 100ml
  • ・みりん 60ml
  • ・砂糖 50g
  • ・塩 一つまみ
  • *密閉できる瓶(なければタッパーでも可)を用意ください。


  • 【作り方】
  • ① 小鍋に水(または出汁)、みりんを入れて温め、砂糖と塩を入れて溶かす

  • ② ①の粗熱が取れたら、お酢を入れる。

  • ③ スティック状にカットしたパプリカ、湯むきをしたミニトマトを密閉できる容器に入れ、 野菜がかぶるくらいまで②のピクルス液を入れる。

  • ④ 1晩以上、冷蔵庫で寝かせる。




この記事を書いた人
永吉 峰子
永吉 峰子

管理栄養士

管理栄養士の資格取得後、今まで管理栄養士と接点の少ない方との懸け橋になりたいと大手小売業に入社し、店長や商品開発を担当する。 その後、より直接的に多くの方に健康に関する情報をお届けするべく独立し、執筆活動や健康相談を行っている。テーマは「身近な管理栄養士」