2017年7月29日更新

食べ物で夏バテ対策!夏バテに負けない食事とは(後編)

暑い日が続き熱中症などとともに心配なのが夏バテです。前編では夏バテ対策にはバランスのよい食事と解説しました。後編ではバランスのよい食事にプラスして、夏バテの細かな原因別に特に摂りたい栄養素や食品を解説致します。

食べ物で夏バテ対策!夏バテに負けない食事とは(後編)

夏バテ対策で特に摂りたい栄養素はこの2つ

夏バテの原因は様々ですが、共通しているのは夏の高温多湿や気温差がストレスになっているということです。ストレスがかかった際に特に摂りたいのが、ビタミンCとタンパク質です。

この2つの栄養素はストレスによって必要量が特に高まるので、しっかりと摂取することが大切です。

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① ビタミンC

パプリカ、キウイ、柿、モロヘイヤに多く含まれています。ビタミンCは体内に貯蓄できないので、こまめに摂取することが大切です。食欲のない夏は、酸味があるキウイなどの果物だと食べやすくおすすめです。

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② タンパク質

肉、魚、大豆製品、卵に多く含まれています。夏に食べる機会が増える麺類に卵をトッピングすると簡単にタンパク質を摂取できます。

また夏におすすめなのが鶏のささみです。脂質が少ないのでさっぱりと食べられます。耐熱容器に入れ、お酒をふって電子レンジで加熱すると簡単に蒸し鶏ができ、火を使わず調理できることも夏に嬉しいポイントです。

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夏バテの原因別!摂りたい栄養素と食べ物

① 「冷房の冷えで夏バテ」の方は生姜成分とビタミンEがおすすめ

特に日中デスクワークなどで冷房の効いた室内であまり動かない方は、夏でも冷えが起こります。冷えが起こると血行不良が起こり、消化不良やだるさなどの原因になってしまいます。

冷え対策には、血行をよくするビタミンEや体を中から温める生姜成分がおすすめです。ビタミンEはアーモンドやモロヘイヤ、パプリカ、たらこ、うなぎなどに多く含まれています。

これらの食品を取り入れる他、冷えた室内では冷たいものは飲まないなど体を冷やさないようにしましょう。

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生姜の栄養成分
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② 「暑すぎて夏バテ」の方は水分とナトリウムの補給を!

外での作業が多かったり、歩きまわることが多い方は脱水が起こりがちになります。脱水が起こると熱が体内にこもってだるさなどの原因になる他、熱中症の原因にもなります。屋外での活動や体を動かす方は特に、のどが渇く前のこまめな水分補給を心がけましょう。

また、汗をかくと水分とともに失われるのがナトリウムです。一般的に1時間以上連続して作業をする方はより汗によるナトリウム損失のダメージが大きいとされています。作業が1時間を超える時はスポーツ飲料など、ナトリウムが含まれている飲料をおすすめします。

甘さやカロリーが気になる方は、好みの甘さにできる粉末タイプやカロリーオフのタイプのものを活用するとよいでしょう。

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ナトリウムの栄養効果

③ 「食欲不振で夏バテ」には酸味のあるものを!

気温が高いと食欲が低下し、必要な栄養素がしっかりと摂れずに夏バテの原因になります。人の体は酸っぱいものを見ると唾液が分泌される反射がおきます。

唾液の分泌がおきると、連動して消化液も分泌され消化が促されます。その結果、食欲がわいてくると言われています。レモン汁やお酢、ポン酢などの調味料を上手に取り入れましょう。


夏バテ対策にはバランスのよい食事が基本です。その上で、ご自身の原因にあわせた栄養素や食品を上手に取り入れてみてくださいね。

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バランスの良い食事について



この記事を書いた人
永吉 峰子
永吉 峰子

管理栄養士

管理栄養士の資格取得後、今まで管理栄養士と接点の少ない方との懸け橋になりたいと大手小売業に入社し、店長や商品開発を担当する。 その後、より直接的に多くの方に健康に関する情報をお届けするべく独立し、執筆活動や健康相談を行っている。テーマは「身近な管理栄養士」