イヤイヤ期の子どもの食事対策と便利グッズ紹介!

自我の芽生える時期になると、食事のお悩みに「食べない」「食べ物で遊ぶ」「食べ物を投げてしまう」「周りが汚れる」などの声が上がってきます。この時期の子どもとの接し方と、便利グッズをご紹介します。

子どもの「手づかみ食べ」はなぜ良いのか

「イヤイヤ期」と呼ばれる時期は、自我の芽生える2歳頃にはじまります。離乳食でも、ただ 食べさせてもらう形から自分で食べられるようになります。

離乳食は、1歳半には、幼児食が食べられるようになり、食事の時間も子どもの主張が増えて きます。子どもの成長にとって他の人との区別がつき、自分を確立してくる大切な時間なので すが、関わり方によってはかえって悪化してしまいます。

この時期の子どもの特徴を理解しながら、上手に付き合っていきましょう。

子どもの食事の発達

子どもの食事の発達は、大きくわけてこんな流れで変化していきます。

0歳~5か月頃・・・乳汁中心の食生活
6か月頃・・・離乳食が始まり食べさせてもらう
10か月~12か月頃・・・手づかみで食べようとする
1歳半~2歳半頃・・・離乳食から幼児食になりフォークやスプーンで食べられる
3歳から・・・はしを使い始める


手づかみで食べフォークやスプーンを使うようになる時期に、手や指の発達と同じように心も発達していきます。

自我が芽生えた頃は、自分の思い通りにしようとして、食事中にスプーンやフォークを投げたり、食べ物を汚したりする行動が目立ってきます。

この時期は、まだ「食事」と「遊び」の区別がつかず「おもしろい」「嫌だ」と思ったことを、そのまま表現してしまいます。

食事のマナーを学んでいくためにも、ある程度でけじめをつけながら進めていきましょう。

赤ちゃんと食事のマナー

幼児は、自分の思った通りに行動する自己中心性や衝動的に行動する特徴があります。

自我が芽生える頃には、自分の要求が通らないと泣いたり、暴れたりする反抗的な態度が見られることがあります。


4~5歳になると知能が発達し、感情が豊かになり我慢するようになってきますが、この時期の関りを誤ると「遊び食べ」が長引きます。

「食器や食べ物を投げる」「食器をたたく」「立ち上がって歩く」「歩きながら食べる」など食事で気になる行動が見られたら、子どもの気持ちをくみ取りながら、けじめのある食事のマナーを伝えていきましょう。

「遊び食べ」を無くすコツ

「遊び食べ」を少なくしていくためにも、日頃からこんなことを心かけてていきましょう。

・お腹がすいてから食事ができるよう適度な運動をする
・間食の与え方に気をつけ時間を決めて食べる
・食事に集中できるように食卓におもちゃ等は置かない
・気を散らせないように周りの人も一緒に食卓に着く
・食べたくない時は無理強いしない
・食事の時間を決めてダラダラ食べない

大人も一緒に、食事の気にしながら、子どもの食事のマナーをつけていきましょう。

便利な食事グッズ

離乳食が始まったときに、あると便利な食事グッズをいくつかご紹介します。

離乳食用シート

離乳食が始まる頃にあると便利なグッズで、用意しておきたいのは、床に敷いておくタイプのシートです。「お食事マット」や「食べこぼしマット」などの名称で販売しているので、それぞれの特徴を調べてご家庭にあったものを選ぶと良いでしょう。



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離乳食用エプロン

離乳食の際に便利なのがポケットのついたエプロン。このタイプのエプロンをつけるとこぼしやすい食事が床に広がらず「これからご飯を食べる」と意識をもたすことができます。何枚か、用意しておくと便利です。



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離乳食用チェアー

食事の際に、子ども用チェアーがあると子どもも食べやすくなります。テーブルにかけるタイプやいす型のものもあります。

選ぶときには、子どもがまっすぐに座って肘がテーブルにつく高さです。成長の早い時期なので、レンタルを使うのも一つの方法です。用途やタイプに合わせて選びましょう。



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まとめ

遊び食べは、2歳代をピークに3歳代になると少なくなってきます。散らかしながら食べるのも成長とともに減っていきます。離乳食用の便利グッズを利用しながら、食事のマナーをしっかり身につけていきましょう。

この記事を書いた人
松下 和代
松下 和代

栄養士・調理師・保育士・食品アドバイザー

食事は、「心のこもった温かい手で」をモットーに、栄養士取得後、包丁とギターを抱えて、児童養護施設に住み込みで働く。さらに、栄養士として実績をつむために、ミルク会社のメールマガジンの編集・栄養・保育の相談を担当して、栄養相談の実績をつむ。三人の子のママ。