果汁?白湯?離乳食前の赤ちゃんに母乳・ミルク以外の水分は必要?
母乳やミルク以外の水分補給の考えは、祖父母世代の子育てと少し異なります。 「母乳の出が少ない」「ミルクをあまり飲まない」等のお悩みがあると「のどが乾かないのか?」と心配になりますね。 こんな時のお悩みに、安心して育児ができるように、ちょっとした基礎知識を知っておきましょう。
基本的に赤ちゃんの水分補給は母乳やミルクで大丈夫!
かつては、お風呂上りに白湯。母乳が足りない時は砂糖を混ぜた白湯。と、育児をしている中で、祖父母の方々の知恵を聞くこともあると思います。
脱水状態で、赤ちゃんが水分を欲している際には白湯が必要な時もありますが、基本的には母乳やミルクで十分な水分補給ができているので、無理に飲ませなくても大丈夫です。
赤ちゃんの水分補給と栄養の源
初は、3時間おきの授乳ですが、徐々に間隔があいてきます。その中で、赤ちゃんに必要な水分と栄養がこ補われていきます。
またミルクでの育児も同じように、月齢に合わせて必要な栄養と水分が補えます。
そのため、余分な水分になる白湯や果汁を与えてしまうと、おなかがいっぱいになって母乳やミルクを飲む量が減ってきてしまいます。
そのため白湯や果汁をあげすぎてしまうと、赤ちゃんに必要な栄養が十分に含まれていないので、かえって偏ってしまいます。
どんな時に白湯や果汁が必要なのか?
では、どんな時に、白湯や果汁は必要なのでしょうか?
白湯や果汁は、離乳食のはじまる時期に、母乳やミルク以外の味になれてスプーンで飲めるように利用すると良いでしょう。
赤ちゃんの成長は個人差があるので、それぞれの発達にあった離乳食の進め方が大切です。
特に注意して欲しいのは、果汁の場合アレルギーが出やすい果物があります。
心配な時は、無理にのませずにゆっくり進めていきましょう。
白湯と果汁の作り方
白湯の作り方
白湯は、鍋ややかんで一度煮たお水を冷まして作ります。湯冷ましとも言います。
赤ちゃんが飲む時は、あまり熱すぎないように、人肌程度に冷めたものを使ってください。
また、砂糖や塩などは加えず、そのまま与えましょう。
果汁の作り方
果汁は、新鮮な果物をすりおろしたり細かく切ったりしたものを、布巾などで絞って利用します。
種や皮が混ざっていないかを注意してください。
果汁そのものの味は、味覚が敏感な赤ちゃんには刺激が強いので、2〜3倍に白湯で薄めて使ってください。
果物の種類では、お腹が緩くなったりする場合もあるので、体調の悪い時は避けましょう。