生姜の新定番 新生姜を食べよう!
生姜は冷え性によいと言われ、健康食材として生姜ブームを巻き起こしました。そんな生姜で最近注目されているのが新生姜。さっぱりとしていて、暖かくなるこれからにぴったりの食材です。そこで新生姜について、おすすめのレシピと供に解説致します。
そもそも新生姜って何?
一般的に出回っている生姜は「ひね生姜」とも言います。ひね生姜は貯蔵できる為1年中出回っています。香りや辛味が強く、すりおろして薬味などに使われます。
一方「新生姜」は、初夏に収穫された生姜です。柔らかく、みずみずしいことが特徴で甘酢漬けなどに使われます。新鮮な状態を味わうものなので、生の状態では貯蔵は難しく、旬の時期のみに出回ります。
新生姜の中、葉付きで柔らかく育てたものを甘酢に漬けたものを「はじかみ」といいます。日本料理で焼き魚の付け合わせなどに使われ、油の多い料理を食べた後に口の中をさっぱりとさせる役割があります。
関連ページ:旬の食材を食べるメリットとは?
新生姜にも生姜パワーはある?
生姜パワーの成分は「ジンゲロール」と「ショウガオール」
生姜に含まれている代表的な成分がジンゲロールとショウガオールです。
ジンゲロールは血管を拡張させ、冷え性を予防する働きがあります。また、頭痛・吐き気の原因物質の働きを抑制して頭痛や吐き気を抑えたり、免疫細胞を活性化したりする働きもあります。
ショウガオールはジンゲロールが加熱により変化してできる成分です。胃腸を内側から温める働きがあり、消化機能を助けたり、血流を良くして冷え性を予防したりする働きがあります。
また、生姜は目元の青クマの解消(目の下のクマ対策)や風邪を引いた際に食べる(風邪を引いた際のお助けレシピ)のにも効果的です。
新生姜には「ジンゲロール」が含まれる
新生姜にはジンゲロールが含まれています。その為、冷え性予防、頭痛・吐き気の予防、免疫機能アップが期待できます。
また、加熱をすることでジンゲロールがショウガオールに変化するので、体を内側から温めたい方や胃腸のケアをしたい方は加熱する料理に使うと良いでしょう。
オススメ!岩下の新生姜
新生姜でおすすめなのが岩下の新生姜です。今年は新生姜発売30周年ということで、その魅力をお伝えします。
特殊な品種「本島姜(ペンタオジャン)」を使用!
ペンタオジャンはみずみずしくて食感がよい、甘酢漬けに適した品種です。
日本の気候では育てることが難しく、現在も台湾の契約農家で栽培された品種が使われています。中には親子3代にわたって岩下の新生姜用の新生姜を栽培されている農家さんもいるのだとか。
本島姜(ペンタオジャン)の栽培は手間をかけて丁寧に
ペンタオジャンの美味しさの秘密は栽培方法にあります。
やわらかい新生姜を育てる為、最初に50cm程度の深さに新生姜の元になる種生姜を植え付けます。そして、芽が伸びるたびその部分に土をかけているのです。この作業はすべて手作業で行われています。
美味しさ実現のために低温管理システムを構築!
新生姜の味わいを活かすには、塩分を抑えることがポイントです。しかし塩分を抑えると保存がきかず、常温での保管も難しくなります。
そこで岩下では低温で管理するシステムを作り上げ、塩分を控えても美味しく食べられようにしたのです。
岩下食品のHPはこちら。
おすすめ!新生姜レシピ
冷え性に!豚肉と新生姜のさっぱり炒め
加熱をすることで、体を中から温めるジンゲロールを摂取することができます。豚肉に豊富なタンパク質も冷え性予防には大切な栄養素です。新生姜とポン酢でさっぱりといただけます。
【材料】※2人前
- ・豚肉細切れ180g
- ・新生姜(甘酢漬け)40g
- ・ポン酢大さじ1杯
- ・油適量
【作り方】
- ① 新生姜は千切りもしくは薄切りにする。
- ② フライパンに油を熱して豚肉を炒め、色が変わったら①の新生姜を加える。
- ③ ②にポン酢を加え、さっと混ぜたら出来上がり。
関連ページ:タンパク質の栄養効果
暑い時でもさっぱりと!新生姜サラダそうめん
いつもの料理に新生姜の甘酢漬けを加えることで、嬉しい成分を摂取できるだけでなく彩も鮮やかなになります。
【材料】※2人前
- ・そうめん3束
- ・新生姜(甘酢漬け)40g
- ・レタス 2枚
- ・きゅうり 1/2本
- ・プチトマト 4個
- ・ゆで卵 1個
- ・ツナ缶 1個
- ・マヨネーズ 小さじ2
- ・麺つゆ適量
【作り方】
- ① そうめんは記載の通りにゆでる。
- ② きゅうり、新生姜は千切りにする。
- ③ ゆで卵は輪切りにする。レタスは1口大にちぎる。
- ④ ツナ缶はマヨネーズで和える。
- ⑤ 器にそうめんを盛り、具材を盛り付けて記載の通りに薄めた麺つゆをかける。