2017年6月1日更新

【粉の種類②】小麦粉について〜全粒粉とふすま粉の違い〜

コンビニで、ふすま粉を使用したパンが売られていたり、全粒粉を買って家庭でパンを焼いたりと、玄米食と同様に一物全体の思想や栄養価の観点から注目されているこれらの粉。

粉シリーズ第2回の今回は、そんなよく目にするけど実際どういうもの?どう違う?という疑問を解消し、食事の選択の際に活用していただけたらと思います。

【粉の種類②】小麦粉について〜全粒粉とふすま粉の違い〜

1. グルテンとは

グルテンとは、小麦粉に含まれる粘性のあるタンパク質です。小麦粉はこのグルテンを含む量によって、種類が区別され、使われる料理が違います。

グルテン量が多いものから強力粉、中力粉、薄力粉です。パンやパスタ、お菓子などのモチモチした食感、うどんのコシなどは、このグルテンによるものです。そんなグルテンを摂らないようにするグルテンフリーが流行しているのはなぜでしょうか。

そもそもグルテンフリーとは、グルテンアレルギーやセリアック病の方に効果的な食事療法のことで、カルシウムなどミネラルの吸収がよくなったり、免疫力向上、大腸がん予防などが期待できるといわれています。

その効果から、美肌やダイエット、腸内環境の改善に、と人気が高まっているのです。


しかし、パン、ラーメン、うどんやお好み焼きなどたくさんの食品に含まれている他、カレールウやクリームソースなど加工食品や蕎麦など、つなぎとして含まれている場合も多く、完全なグルテンフリーは豊かな食生活の妨げにもなり難しいことがわかります。

欧米だけでなく、日本でもアレルギーの場合も増えているので、お米を主食にするなど、小麦製品を減らし体調の変化を見てみるのも良いかもしれません。

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2. 全粒粉とふすま粉

玄米食をする理由はそれぞれあると思いますが、最近の玄米ブームはやはりその栄養価の高さにあるのではないでしょうか。小麦においても玄米のように栄養価が高い、あるいは健康的と注目されているのが全粒粉やふすま粉です。

糖質が少ない、などと皆さんも耳にしたり、実際商品を見たこと食べたことがある方も多いのでは?

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糖質の種類と働き

全粒粉

全粒粉、小麦全粒粉と呼ばれています。名前からも想像がつくと思いますが、これは小麦を丸ごと粉にしたものです。

強力粉や中力粉、薄力粉は胚乳の部分しか使わないのに対し、外皮や胚芽の部分も合わせた粉を全粒粉と言います。やや茶褐色で、パンや菓子に配合すると独特の香ばしい香りが楽しめます。

ふすま粉

出典: Science Window

ふすま粉とは、小麦の外皮の部分(ふすま)だけを粉にしたものです。全粒粉が丸ごとに対して、ふすま粉は外側の皮だけ、ということになります。

玄米にしてもそうですが、ビタミンやミネラル、食物繊維などは、外側の皮の部分に多く含まれています。ふすま粉にはミネラルや食物繊維が豊富に含まれており、健康志向の方に注目されています。

また同量で考えた場合、全粒粉が一般的な小麦粉よりは糖質が少ないものの、外皮を除いた中身(ほとんどでんぷん(糖質))を含むので、外皮だけのふすま粉の方が糖質制限としては優秀ということになります。

糖質も生命活動の貴重なエネルギー源なので、決して悪者ではありませんが、体型維持や現在肥満気味の方は食生活に取り入れてみるのも良いのではないでしょうか。

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まとめ

グルテンフリーとは何か、全粒粉とふすまの違いについて理解していただけたでしょうか。グルテンフリーや糖質制限、また精白された食品に対してなど、人によって考え方はさまざまだと思います。

食事は私たちの体を作っていて、それを私たちは日々選ぶことができます。まずはどういうもので、メリット、デメリットは何かを理解することからはじめ、日々の食生活を改善していきましょう。

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