【お米の知識②】お米の品種
お米の品種、あなたはどのくらい答えられますか?今回はお米の品種について、代表的なものを中心にそれぞれの特徴や適した使い方を学び、あなたの好みに合ったお米を見つけてみましょう。
⒈ 銘柄米、ブランド米
日本では、一つの品種のお米をそのまま販売したり、何種類かのお米を混ぜて販売したりする販売方法が取られていて、一つの品種をそのまま販売する場合のことを銘柄米、ブランド米といいます。「コシヒカリ」「あきたこまち」「ひとめぼれ」などが有名です。
またどの産地で生産されたものかということも重要視されていて、例えば、「コシヒカリ」については、新潟県のコシヒカリの評価が高く、中でも「魚沼産コシヒカリ」は特に人気の高いブランド米とされています。
⒉ うるち米の品種別作付割合上位10品目
うるち米の品種別作付割合は、上位10品目で作付割合の約80%を占めています。
順位 | 品種名 | 作付割合(%) | 主要産地 |
---|---|---|---|
1 | コシヒカリ | 36.4 | 新潟、茨城、栃木 |
2 | ひとめぼれ | 9.7 | 宮城、岩手、福島 |
3 | ヒノヒカリ | 9.2 | 熊本、大分、福岡 |
4 | あきたこまち | 7.4 | 秋田、岩手、茨城 |
5 | ななつぼし | 3.0 | 北海道 |
6 | はえぬき | 2.9 | 山形 |
7 | キヌヒカリ | 2.7 | 滋賀、兵庫、埼玉 |
8 | まっしぐら | 2.0 | 青森 |
9 | あさひの夢 | 1.6 | 栃木、群馬 |
10 | こしいぶき | 1.5 | 新潟 |
<出典リンク>
・ 公益社団法人米穀安定供給確保支援機構 平成28年産水稲の品種別作付動向について
⒊ 有名な米の用途や特徴
<出典リンク>
・お米の専門店 ライスピア米蔵
コシヒカリ
粘り、つや、甘みが抜群の優等生。
オススメの使い方
おにぎり、洋風料理、和食料理。
特徴
食味のバランスが良く、粘りが強い。
ひとめぼれ
あっさりした味わい(味よし、香りよし、粘りよし)。
オススメの使い方
たまごかけご飯、日本料理、洋食、中華向き。
特徴
どんな料理にも合うバランス抜群「中粒」「やわらかい食感」。
あきたこまち
若い女性に人気(味よし、粘りよし、柔らか過ぎない)。
オススメの使い方
白ご飯、おにぎり、寿司、丼。
特徴
やや「小粒」で、コシヒカリの血を受け継いで粘りはやや弱いが、味のバランスが良く、炊き上がりの艶が良い。コシヒカリよりもあっさりしていて、しっかりした粒感があり、柔らかくなり過ぎない。
ななつぼし
健康志向の高い女性に人気(しっとり感の炊き上がり)。
オススメの使い方
ゆめぴりかに比べてさらっとしているため、寿司、弁当など。
特徴
米飯米は、粒張りがシッカリしていてベトつかずささらした、しっとり感のある炊き上がりが特徴。
ゆめぴりか
北海道内最高級銘柄。
特徴
粒がシッカリして、ほど良く粘りがあり、甘みがあり、炊き上がりが柔らかく、つやのあるお米で、しつこくないもっちり感が特徴(食べ応えのあるお米)。
⒋ まとめ
それぞれの品種の良いところを、少しですが知っていただけたと思います。一概にお米といっても、品種によって見た目、舌触り、味が非常に異なります。
ここでは作付割合の高いもの、有名なものを挙げましたが、まだまだたくさんの品種があり、さらに同じ品種でも産地によっても違いが生じるので、ぜひ様々な品種のお米を買い、好みや使い方に合った品種を探してみてください。