【ダイエット基礎⑦】体脂肪別!皮下脂肪型肥満のダイエット方法とは?

前回に引き続き、今回は皮下脂肪を落とすための運動と食事について解説します。皮下脂肪が気になる方は、自分の毎日の生活を振り返りながら読み進めてみてくださいね。

【ダイエット基礎⑦】体脂肪別!皮下脂肪型肥満のダイエット方法とは?

皮下脂肪は体質の改善も視野に入れて

皮下脂肪は、筋肉の外側に蓄積する脂肪。体温を維持したり、外部からの衝撃から身を守るクッションのような役割をもっている体脂肪です。皮下脂肪はエネルギーの「貯蔵」としての重要な役割もあり、内臓脂肪よりも健康への影響は少ないといわれています。

皮下脂肪はエネルギーが摂取できない時、いざというの備えのための体脂肪なので、内臓脂肪よりも後に燃焼する傾向にあります。

ですので、皮下脂肪を効率よく落としたい人は、内臓脂肪の対策と同様の有酸素運動に加え、基礎代謝を高めて消費エネルギーを多くするためにも筋力トレーニングを並行して行いましょう。

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筋力トレーニングは大きい筋肉を中心に行うのがおすすめ

筋力トレーニングというと腹筋を始める人が多いのだそうです。ですが、腹筋は体の筋肉の面積からいうととても小さな筋肉。腹筋を一生懸命に鍛えても、僅かなエネルギーしか消費ができません。

ちなみに、腹筋を割りたい人は腹筋“だけ”を行なっても効果はほとんどありません。なぜなら、腹筋を浮かび上がらせるためには体脂肪をできるだけ少なくし、筋肉を「見せる」ことが必要になるからです。

消費エネルギーをできるだけ増やすと共に、筋量をアップさせて代謝を促して冷やさない体を作るために必要な筋力トレーニングは、下半身を鍛えること。下半身の筋肉は体の約7割を占めているので、代謝アップにより効果的なのです。

ツールを活用して手軽に筋力トレーニング「チューブ」

フィットネスジムなどのマシーンを用いてももちろん良いですが、より気軽にトレーニングを行いたい人におすすめなのが「チューブ」です。

その名の通り、トレーニングに用いるチューブですが、強度の調整も簡単でお財布にも優しく、さらに自宅でもスペースを取らずに手軽に筋力トレーニングができます。

下半身はもちろん、その他の部位も鍛えることができるので、一つ持っておくととても便利ですよ。

有酸素運動の強度アップやヨガも効果的

その他、有酸素運動で行うウォーキングやランニングの際に階段や傾斜のあるコースを選んで足への負荷を強めたり、パワーヨガなど下半身の強さが求められるポーズがあるヨガを行うことでも、下半身を鍛えることができます。

筋肉をしっかりと鍛えるためには、負荷を徐々に増やしていくことも重要。ある程度運動に慣れてきたら、マンネリを防ぐためにも新しい運動方法にチャレンジすると、ダイエットを飽きずに続けられて効果的です。

皮下脂肪が多い人は冷えを解消する食事を心掛けて

先ほども説明した通り、皮下脂肪の重要な役割の一つに「体温の維持」があります。体が冷えを感じているときや代謝が低下しているとき、皮下脂肪は蓄積しやすい傾向にあるといわれています。

冷たい飲み物や食べ物の摂取が多い人や、精製された糖質が中心の食生活が習慣となっている人はぜひ見直してください。

ランチタイム、パスタや菓子パンで食事を済ませてしまう人は要注意。カロリー計算ではエネルギーを節制できてとしても、偏った食事内容では体内の代謝がスムーズに行われません。五大栄養素がしっかりと含まれた和定食などにシフトすることをおすすめします。

その他、体を温める効果のある香味野菜などを取り入れたり、普段の飲み物の温度を常温か温かいものに変えるだけでも、冷えを感じにくくなり皮下脂肪の蓄積を防ぐことにつながります。

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今回は、皮下脂肪型肥満の方のダイエット方法について解説しました。皮下脂肪は頑固で落ちにくい体脂肪ですが、しっかりと対策をすることによってリバウンドをすることなく美しいプロポーションを維持することにつながります。

次回のダイエット基礎⑧では、ダイエットに関するよくある質問を解説します!





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ライフミール栄養士
ライフミール栄養士

編集部

ライフミール所属の栄養士です。 私たちは、「正しく、美味しい食生活」を少しでも多くの方に送って頂けるように、まずは正しい判断基準を持つための基礎的な栄養学に始まり、楽しく興味を持って頂けるようなコンテンツの提供や、専門性の強い研究テーマまで幅広い情報を発信してまいります。