【ダイエット番外編】夏場に多いダイエット中のトラブルを防ごう③
ダイエットには運動が欠かせませんが、夏場の運動には注意が必要です。今回は、熱い季節に運動をする際の注意点と、「熱中症」対策についてご説明します。
ダイエットは食事だけでなく運動も!
ダイエットは摂取エネルギーよりも消費エネルギーを増やすことが基本。食事制限による摂取エネルギーの減少だけでなく、運動によって消費エネルギーを増やすことも大切です。
そして、運動の種類は体の筋肉をしっかりと使うトレーニング要素があるものがおすすめ。筋肉量を増やすことは基礎代謝量を増やすことにもつながり、何もしていない時の消費エネルギーが増えてくれます。
また、筋肉をつけることで正しい姿勢をキープしたり、体のハリを保つサポートをしてアンチエイジングの効果も期待できます。ただ体重を落とすだけのダイエットではなく、美しいスタイルを作りたいと考えている人はぜひ運動を取り入れてみてくださいね。
水分補給のタイミング
運動に水分補給は必要不可欠ですが、夏場は特に水分補給に特に気を配るようにしましょう。前回にも触れましたが、汗には水分だけでなくミネラルが含まれています。
特に汗をかきやすい夏場には、運動をしていなくても体内からミネラル源が失われていることがあるので、その他の季節よりも水分補給を心がけましょう。
また、ダイエット中の方の中には、たくさん汗をかくために厚着をしたり、水分補給を疎かにしてしまっている人も多くいらっしゃいます。水分不足による体重減少は一時的なものであり、また食事や水分を摂取すればおのずともとに戻ります。
また、慢性的な水分不足は体のスムーズな代謝を妨げることにもつながることにもなり、やせにくい身体を作る要因となることも。水分はしっかりと補給することを忘れずに!
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・ミネラルについて詳しく
水分不足が進行すると「熱中症」に
水分不足が進行することによる弊害として「熱中症」があります。重篤な場合には命に関わることも考えられますので、特に屋外での運動をする際には注意しましょう。熱中症とは、その名の通り体の中に熱がこもってしまい、体温が上昇することによる症状です。
体中に水分が十分存在する場合には、汗をかくことによって体温が下がるメカニズムなのですが、水分量が減ってしまうと熱をスムーズに放出できず、体温が上昇してしまいます。
結果、脳を含め体の機能が低下してしまい、めまいや頭痛、吐き気などの症状が表れてしまうのです。
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喉が渇いてからでは遅い!
喉が渇き、水分を欲している時にはもう体の水分は不足した状態になっています。水分補給は「飲みたくなったら」ではなく、定期的に行うように心がけてください。また、特に運動をする前には事前にコップ一杯程度の水分を補給しておきましょう。
今回は、夏の運動時に起こりやすい熱中症について解説をしました。やせたいと思うあまり、厚着をして汗をたくさんかくようにしてはいませんか。汗の量を増やすだけではダイエットにはつながりません。
涼しい場所で汗をあまりかいていなくても、しっかりと筋肉を動かすことが代謝アップに繋がることを覚えておきましょう。
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・水について詳しく
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