2017年5月21日更新

小満(二十四節気):2017年5月21日〜6月4日

陽気がよくなり、草木も青々と茂り、全てのものが成長し満ち始める頃です。「小満(しょうまん)」には秋にまいた麦に穂がつき収穫を迎え安心するという意味もあります。梅雨に入る前にぐずついた天気が続く「走り梅雨」が始まり、春が終わりをむかえ本格的な梅雨が始まります。

初候

蚕起食桑:かいこおきてくわをはむ
蚕が桑の葉を盛んに食べ始める時期です。蚕を育て、繭をとる養蚕は戦前まで日本では主要産業でした。養蚕が盛んな地域では蚕が食べる音が小雨のように聞こえたそうです。

次候

紅花栄:べにばなさかう
紅花の花が咲きほこる時期。紅花というと食用油である紅花油が有名ですが、古くから染料や口紅などに使われていました。また、乾燥させた花は生薬として血行促進効果があります。

末候

麦秋至:ばくしゅう(むぎのとき)いたる
麦が熟して収穫される頃です。麦畑は一面金色に輝き、麦の穂が風で波のように揺らぎます。「秋」という言葉に収穫の意味が込められています。



小満(しょうまん):旬な食材

キャベツ

キャベツから発見されたビタミンUはキャベジンとも呼ばれます。胃腸粘膜の修復に必要なタンパク質を合成し、胃酸の出過ぎを防ぐ効果があり、二日酔いだけでなく、胃潰瘍(いかいよう)や十二指腸潰瘍を予防します。

また、ビタミンCが豊富で、免疫機能を高め、コラーゲンの生成を促進します。どちらも、外葉や芯に多く含まれます。ビタミンCやUは加熱に弱いので、生で食べるかスープなどにして汁ごと食べるといいでしょう。

<多く含まれる栄養素>
ビタミンUの栄養効果
ビタミンCの栄養効果

にんにく

主成分であるアリシンは、疲労回復や滋養強壮効果があり、ビタミンB1とともに摂取すると吸収力が高まり、効果が持続します。

また、アリシンの血行促進効果により、冷え性や動脈硬化、ガンの予防にも効果があると言われています。アリシンは繊維質を破壊することで発生するため、細かく刻んだりすりおろして食べるといいでしょう。

<多く含まれる栄養素>
ビタミンB1の栄養効果
冷え性の食事対策について
アリシンの栄養効果

さくらんぼ

ブドウ糖が主成分のためエネルギーにすぐに変換され、ミネラルやビタミンがバランスよく含まれているため疲労回復に効果があります。

果物の中でもトップクラスの含有量である鉄と葉酸は貧血や冷え性の改善効果が、カリウムはむくみ解消効果があります。さくらんぼは身体を温める食べ物なので、女性は積極的に摂取したい果物です。

<多く含まれる栄養素>
ブドウ糖の栄養効果
ミネラルについて
ビタミンについて
鉄の栄養効果
葉酸の栄養効果
カリウムの栄養効果

びわ

成分の多くは水分ですが、βカロテンやカリウムが豊富に含まれています。βカロテンは体内でビタミンAに変化し、喉や鼻の粘膜を保護して抵抗力を高めます。

また、びわの実は古くから民間療法に用いられ、びわ茶には風邪予防、疲労回復、利尿などの効果があると言われています。

さらに、びわの葉は殺菌力があるため、湿疹などの皮膚トラブルに用いられます。

<多く含まれる栄養素>
βカロテン(ビタミンA)の種類と効果
カリウムの栄養効果

鯵(あじ)

青魚の一種で不飽和脂肪酸であるEPAとDHAを豊富に含みます。EPAは血液をさらさらにするので、血中コレステロールや中性脂肪を低下させる効果があります。

DHAは脳の神経細胞を活性化するため、老化防止や学習能力の向上、視力の回復などの作用があります。タウリンも豊富に含まれていて、生活習慣病の予防、改善に効果があります。

<多く含まれる栄養素>
EPA(IPA)の栄養効果
DHAの栄養効果
タウリンの栄養効果

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ライフミール栄養士
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編集部

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