穀雨(二十四節気)の旬な食材 : 2017年4月20日〜5月4日

穀雨(こくう)は、春の雨が降り穀物が潤う時期です。種まきや田植えなど農作業の準備を始める頃でもあります。

立春から数えて八十八日目の八十八夜に摘んだ日本茶は、古くからご利益がある縁起物として扱われていました。この時期に摘まれた新茶はテアニンという旨味成分が豊富で香りが豊かなことでも有名です。

<関連ページ>
八十八夜と緑茶について

穀雨(二十四節気)の旬な食材

初候

葭始生:あしはじめてしょうず

水辺に葦(あし、よし)が芽を出し始める頃です。河川や干潟に生え、水生動物の住処になります。葦は古くから生活に関わり、茎を使ったすだれや屋根材などに使われています。自然浄化作用を持つことから近年その価値が見直されています。

次候

霜止出苗:しもやんでなえいづる

霜が降らなくなり稲の苗が育つ頃です。「八十八夜の別れ霜」という言葉は、遅霜が降り農作物に被害がでることがあるという意味と霜がなくなり気候が安定するという意味があるそうです。

末候

牡丹華:ぼたんはなさく

牡丹(ぼたん)の花が咲く時期です。牡丹(ぼたん)は中国が原産で「花の王様」とも呼ばれ、大きな花びらを幾重にも重ねる花が特徴的です。根は漢方に使用され鎮痛や鎮静作用があるとされています。牡丹(ぼたん)の花は20日ほど咲くため「二十日草(はつかぐさ)」とも呼ばれます。



穀雨(こくう):旬の食材

さやえんどう

抗酸化作用の強いβカロテンを豊富に含むため、活性酸素を抑え、がんの予防やアンチエイジング効果があります。また、ビタミンCとともに免疫力を高め、皮膚を健康に保つ働きをします。

さやごと食べるため食物繊維も多く、腸の蠕動(ぜんどう)運動を促進し便秘の解消や有害物質を排出します。

・多く含まれる栄養素:βカロテンビタミンC食物繊維

よもぎ

不溶性食物繊維を豊富に含み、腸内の老廃物や有害物質を排出し、便秘の解消にも効果があります。強い抗酸化力を持つクロロフィルは、血中コレステロールを排出し血液をサラサラにする効果があると言われています。

また、βカロテンも多く、皮膚や粘膜を健康に保ち、視力を維持する働きがあります。

・多く含まれる栄養素:食物繊維βカロテン

にんにく

特有の臭いの成分であるアリシンは、体内で糖質がエネルギーに変わるときに必要なビタミンB1の吸収を高め、疲労回復やスタミナをアップする働きがあります。

細胞を潰すことでアリシンは発生するため、刻んだりすりおろして食べると効率良く摂取できます。また、アリシンは殺菌作用があり、風邪やインフルエンザの予防効果があります。

・多く含まれる栄養素:アリシン

もずく

ヌメリの成分は、水溶性食物繊維のフコダインとアルギン酸です。フコダインは、血糖値の上昇を抑え、コレステロール値を下げる効果がある他、腸内の善玉菌を増やし、腸の働きを活性化する働きがあります。

また、アルギン酸は、余分なコレステロールを体外に排出するため動脈硬化を予防します。さらに、腸内の老廃物を排出し便秘解消の効果があります。

・多く含まれる栄養素:アルギン酸

緑茶

ポリフェノールの一種であるカテキンが多く含まれます。カテキンは強い抗酸化作用があり、体内の活性酸素を減らし、老化防止や生活習慣病の予防に働きます。

また、血糖値の上昇やコレステロールの増加を防ぎます。殺菌作用もあるため、風邪や虫歯の予防に効果があります。カフェインも多く含まれる為、脳が活性化し覚醒(かくせい)効果があります。

・多く含まれる栄養素:ポリフェノールカテキンカフェイン

関連リンク

旬の食材を食べた方が良い理由
清明(二十四節気)の旬な食材 : 2017年4月4日〜4月19日



この記事を書いた人
ライフミール栄養士
ライフミール栄養士

編集部

ライフミール所属の栄養士です。 私たちは、「正しく、美味しい食生活」を少しでも多くの方に送って頂けるように、まずは正しい判断基準を持つための基礎的な栄養学に始まり、楽しく興味を持って頂けるようなコンテンツの提供や、専門性の強い研究テーマまで幅広い情報を発信してまいります。

アクセスランキング

季節に関する人気の記事

話題のキーワード

季節で話題になっているキーワード

キーワード一覧