2016年5月29日更新

カフェイン

アルカロイド(窒素原子を含む天然由来の有機化合物の総称)の一種です。
コーヒー豆、茶葉、カカオ豆などの植物に含まれる苦みを持った天然成分のことで、コーヒーに含まれていることからカフェインと名前がつけられました。 カフェインはコーヒー、緑茶、コーラ、エナジードリンク、チョコレートなどに含まれ、医薬品として眠気や倦怠感、頭痛の改善を期待して用いられています。 カフェインには、覚醒作用や利尿作用など様々な働きがあり、近年では体脂肪の燃焼を促進させる効果があると注目されています。

カフェインの働き

カフェインには中枢神経を興奮させる作用があり、疲労感が除去され、覚醒作用や疲労回復に効果を発揮します。また、腎臓の血管を拡張する働きがあるため、利尿作用があり、むくみなどの予防に効果があります。 全身の筋肉を活性化させたり、疲れを感じにくくする効果もあります。

カフェインはエネルギーを熱として放出し、脂肪燃焼に働きかけて体内への脂肪の蓄積を減少させると言われています。しかし、痩せる効果を期待してカフェインが含まれたものをたくさん飲んだ方が良いというわけではなく、過剰摂取には注意してバランスの良い食事を摂ることも必要です。

お茶にもカフェインは含まれますが、タンニンと結びつくため効果が抑制され、コーヒーのような興奮作用は弱く緩やかに作用します。

カフェインを多く含む食品

カフェインの過剰摂取

カフェインには様々な働きがありますが、過剰摂取には注意しなければなりません。国内では食品のカフェインについて摂取許容量のような規定はありませんが、過剰摂取により、めまい、心拍数の増加、頭痛、不眠症、吐き気などの症状が起こることがあります。

カフェインは胎盤通過性があり、胎児へ移行します。WHO(世界保健機関)は、「妊婦はコーヒーの摂取目安量を1日3〜4杯までにすべき」としており、妊娠中、授乳中はカフェインを控えた方が良いといわれています。

カフェインの含有量を減らしたり取り除いた、カフェインレスやデカフェの商品を利用したり、カフェインを含まない麦茶など自分にあった飲み物を選ぶようにしましょう。

カフェイン依存症とカフェイン中毒

カフェインの摂取を繰り返すうちに、カフェインに慣れ、脳へ働きにくくなくなります。それを解消しようとカフェインの量が次第に増えていき、“カフェイン依存症”になることがあります。

また、短時間に多くのカフェインを摂取することでカフェイン中毒症を起こす事があります。コーヒーが無いと落ち着かない、胃痛、吐き気、だるくなるなど体調の変化を感じたら、カフェインを摂りすぎていないか注意する必要があります。カフェインのメリットとデメリットを理解して、活用するようにしましょう。


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ライフミール栄養士
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編集部

ライフミール所属の栄養士です。 私たちは、「正しく、美味しい食生活」を少しでも多くの方に送って頂けるように、まずは正しい判断基準を持つための基礎的な栄養学に始まり、楽しく興味を持って頂けるようなコンテンツの提供や、専門性の強い研究テーマまで幅広い情報を発信してまいります。