大暑(二十四節気):2017年7月23日〜8月6日
一年で一番暑い時期です、大暑の日は天ぷらの日とされていて、他にも「う」のつく食べ物(うどん、梅干し、うなぎ)を夏バテ予防の為に食べると良いと言われています。花火大会や打ち水のイベントなどが多く開催され、夏を大いに感じられる時期でもあります。

初候
桐始結花:きりはじめてはなをむすぶ
桐の花が実を結びだす頃です。桐の木は成長が早いため、古くは女の子が生まれると桐を植え、結婚をするときに桐で箪笥を作り嫁入り道具にする習慣がありました。神聖な木とされ、500円硬貨の裏側やパスポートなどに使われています。
次候
土潤溽暑:つちうるおうてむしあつし(じょくしょす)
土が湿り、蒸し暑くなる時期。身体にまとわりつく蒸し暑さはこたえますが、打ち水や風鈴などで暑さを和らげたり、プールや水浴びなどで涼みましょう。
末候
大雨時行:たいうときどきふる(おこなう)
大雨が降る頃。夏の夕方頃に突然降る激しい雨を夕立と呼び、夏の季語です。夏の青空に入道雲がもくもくとかかり、時として雷が鳴り、土砂降りの雨が降るのはこの時期特有の気象現象です。
大暑(たいしょ):旬な食材
なす

なすの大半は水分ですが、身体を冷やすので夏バテ防止に効果があります。皮にはポリフェノールの一種であるナスニンが多く含まれます。
ナスニンは、コレステロールを下げる作用があるため動脈硬化の予防になる他、強い抗酸化作用があり、がんの予防に効果があることが分かってきました。
<関連ページ>
・ポリフェノールの種類と栄養効果
かぼちゃ

かぼちゃの黄色い色素であるβカロテンは、強い抗酸化作用を持ち、皮膚や粘膜を保護するため風邪の予防に効果的です。
野菜の中ではトップクラスのビタミンEを含み、血行を促進するため冷え性の改善や細胞の老化防止など、女性に嬉しい働きがあります。
<関連ページ>
・βカロテンの栄養効果
・ビタミンEの栄養効果
・冷え性の食事対策について
ゴーヤ

ビタミンCを豊富に含み、疲労回復、シミやそばかすを予防します。通常ビタミンCは熱に弱い特徴がありますが、ゴーヤのビタミンCは加熱に強いため、βカロテンの吸収率を高めるためにも油で炒めて食べるのがおすすめです。
独特な苦味成分は、コレステロールを下げる、血糖値を下げる、食欲を増進させるなどの効果があります。
<関連ページ>
・ビタミンCの栄養効果
・βカロテンの栄養効果
・疲れ気味の人の食事対策について
すいか

すいかの90%は水分ですが、糖分とミネラルが含まれているため、熱中症の予防に最適な夏の食材です。
アミノ酸の一種であるシトルリンは、血管を広げ血流を良くするので、むくみや冷え性に効果があります。
活性酵素を除去するリコピンとシミやしわの予防をするビタミンCが含まれ美肌効果が期待できます。
<関連ページ>
・リコピンの栄養効果
・ビタミンCの栄養効果
・冷え性の食事対策について
ブルーベリー

青紫色の色素成分であるアントシアニンを多く含みます。眼精疲労や視力機能の改善だけでなく、内臓脂肪の蓄積を抑制する効果があります。
また、皮や種も丸ごと食べられるため、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維をバランスよく摂取することができ、便秘の予防改善に効果的です。
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・アントシアニン栄養効果
・食物繊維の種類と効果
・便秘時の食事対策について
・眼精疲労時の食事対策について
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