ダイエットを成功させるために!運動や正しい食生活を習慣にする「行動変容」を学ぼう!

健康的な体を作るためのダイエットは、乱れた生活習慣を正すことが何よりも大切です。ですが、いざダイエットをしようとしても途中でやめてしまったり、長続きできず短期間で断念してしまう人は少なくないのではないでしょうか?

今回は、ダイエットを成功させるために、人の行動を変えるための「行動変容」について解説します!

ダイエットを成功させるために!運動や正しい食生活を習慣にする「行動変容」を学ぼう!

習慣を定着させるまでの5つの「ステージ」

ダイエットは短期間で終わるものではありません。一度体重が落ちたとしても、それをキープさせるために正しい食生活などの行動を無理なく習慣化する必要があります。

今の習慣を正したり、また新しい習慣を作って定着させたい場合、人は5つの「ステージ」を通る必要があるというのが「行動変容ステージモデル」の考え方です。

自分が今どのステージにいるかを知ろう

行動変容ステージモデルには「無関心期」「関心期」「準備期」「実行期」「維持期」の5つのステージがあり、今どのステージにいるのかを知ることが大切。

そして、そのステージごとに必要な働きかけを行うことによって、次のステージに進むことができるというもの。

<表1> 行動変容ステージモデル

無関心期 6ヵ月以内に行動を変えようと思っていない
関心期 6ヵ月以内に行動を変えようと思っている
準備期 1ヵ月以内に行動を変えようと思っている
実行期 行動を変えて6ヵ月未満である
維持期 行動を変えて6か月以上である


例えば、今ダイエットをしたいと思っているけれども、何をすれば良いのかわからないという人は「関心期」に、何をするかの目星はついているけれど行動に移していない人は「準備期」に、そして実際に行動を行っている人は「実行期」に入っているということになります。



6ヵ月を過ぎれば行動は習慣化する!

ステージの後退といった行き来は、維持期ではほとんどみられないといわれています。つまり、その行動を6ヵ月以上続けることができれば、それはひとまず習慣になったということ。

ここまで続けることができた!という自信が、その人の行動を習慣という確固たるものにしてくれるのです!

そして、新たなステージに進めるためには、それぞれに合わせた働きかけをすることが重要。次から、それぞれのステージに合わせた働きかけを解説していきましょう。

ステージごとの働きかけ① 無関心期

この記事を読んでいる方で自分がダイエットをしようと思っている場合、無関心期に該当することはほとんどいないのではないかと思います。ですが、身近にダイエットをしてほしい方がいる場合を想定し、無関心期の人にどういった働きかけをすればよいかを説明します。

着やせファッションの提案からでもOK!

無関心期には、まず行動を変える必要性やメリットを意識してもらうことが大切です。身近にダイエット成功者がいれば話をしたり、肥満による病気のリスクを知らせるのも手の一つ。

さらには、ダイエットを成功させることで周囲の人がどんな気持ちになるのか、また自分の評価がどう変わるのかを考えてもらうのも大切です。

例えば、まずは手っ取り早く着やせファッションを提案してみるのもおすすめ。スタイルが良く見えることのメリットを目で見て知れば、ダイエットをしてみようかな?と興味を抱いてくれるかもしれません。


次回からは、実際に自分がダイエットをしようと思っている方に向けて、「関心期」から「維持期」までの働きかけを解説します!

<外部リンク>
厚生労働省「e-ヘルスネット」行動変容ステージモデル



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ライフミール栄養士
ライフミール栄養士

編集部

ライフミール所属の栄養士です。 私たちは、「正しく、美味しい食生活」を少しでも多くの方に送って頂けるように、まずは正しい判断基準を持つための基礎的な栄養学に始まり、楽しく興味を持って頂けるようなコンテンツの提供や、専門性の強い研究テーマまで幅広い情報を発信してまいります。