お父さんありがとう!父の日(6月18日)に食べてほしい食材とレシピ

もうすぐ父の日。日頃の感謝の気持ちを込めてご馳走を作る方も多いのではないでしょうか?せっかく作るのならば、お父さんの体をいたわったご馳走を作りたいもの。そこで、お父さんに食べてほしい食材とレシピをご紹介します。

お父さんありがとう!父の日(6月18日)に食べてほしい体に優しい

父の日のご馳走におすすめ食材3選!

1. 緑黄色野菜

お父さん世代に限らず、日本人には野菜が不足しています。そして、野菜をせっかく食べてもらうならば緑黄色野菜がおすすめです。

これは一般的に緑黄色野菜が色の薄い野菜よりも、ビタミンを量・種類とも多く含む為です。ストレスによって失われるビタミンCや免疫力を強化するビタミンAなどを含みます。

また緑黄色野菜の色素であるβカロテン、リコピンなどには抗酸化作用があります。抗酸化作用とは、体に様々な害をおよぼす活性酸素の発生を抑える働きです。活性酸素の発生を抑えることで、がんや生活習慣病の予防が期待できます。

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ビタミンCの栄養効果
ビタミンAの種類と効果
βカロテンの栄養効果
リコピンの栄養効果

2. 魚(青魚)

さばやイワシなどの青魚にはDHAやEPAが豊富に含まれています。DHAやEPAはコレステロールを低下させたり、花粉症などのアレルギー反応を抑えたりする働きが期待できます。

青魚が苦手な場合は、アマニ油にも同様の働きがあるとされおりおすすめです。また青魚でなくても、ぶりや鯛にもDHAやEPAが多く含まれています。

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DHAの栄養効果
EPA(IPA)の種類と効果
コレステロールについて

3. 赤ワイン

父の日のお祝いでお酒を飲むならば赤ワインがおすすめです。赤ワインに含まれるポリフェノールには抗酸化作用があり、生活習慣病の予防が期待できる為です。飲むだけでなく、料理に使うのもおすすめです。

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ポリフェノールの種類と効果



父の日に送る レシピ3選

1. 牛肉の赤ワイン煮込み

リコピン豊富なトマト、βカロテン豊富な人参、ポリフェノール豊富な赤ワインを使っています。また、牛肉はカロリーが比較的低い肩の部分を使っています。お肉をしっかりマリネして煮込むことがポイントです。

【材料】※4人前
・牛肉肩肉角切り 500g
・赤ワイン 500ml
・ローリエ 2枚
・セロリ 1本
・玉ねぎ 2個
・塩・コショウ・小麦粉・油 適量
・トマト水煮缶 1缶
・人参 1本
・しめじ 1パック

【作り方】
① 牛肉に塩・コショウをし、玉ねぎとセロリは薄切りにする。

② ①を赤ワインとローリエに2時間程度漬けておく。

③ 人参は乱切りにし、しめじは房に分けておく。

④ ②から牛肉を取り出し、小麦粉をまぶして油をしいたフライパンで焼き目をつける。

⑤ ②の野菜類・を取り出し、人参とともに油をしいたフライパンでさっと炒める。

⑥ ④・⑤・②のマリネ液・トマト水煮缶を鍋に入れ、1時間煮込む。

⑦ ⑥からローリエを取り出し、しめじを入れ更に30分煮込み、塩・コショウで味を整える。

*煮込み時間は鍋の大きさで調整してください。また、水分が足りなければ適宜水を加え調整してください。

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2. ぶりのカルパッチョ

DHAとEPAを多く含むぶりをカルパッチョで。アマニ油とポン酢でさっぱりといただけます。

【材料】※3~4人前
・ぶり刺身用 1サク
・ベビーリーフ 50g
・プチトマト 4個
・ポン酢 大さじ1
・アマニ油 大さじ1

【作り方】
① ぶりは薄切りにする。プチトマトは半分にカットする。

② 皿にベビーリーフを敷き、ぶりを並べ、プチトマトを飾る。

③ アマニ油とポン酢をかけていただく。

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3. 甘鯛のアクアパッツァ

魚を使ったメインになる料理です。トマトのリコピンも摂取できます。甘鯛はお店で下処理をしてもらうと簡単です。1尾丸々使うと華やかですが、切り身でも美味しく作れます。

【材料】※2人前
・甘鯛 1尾
・あさり 1パック
・トマト 1個
・白ワイン 50ml
・ニンニクすりおろし 小さじ1
・水 100ml
・オリーブオイル 大さじ1
・塩・コショウ

【作り方】
① あさりは酢抜きをし、トマトは1cm角にカットする。
② 下処理をした甘鯛に塩・コショウを振っておく。
③ 白ワイン、ニンニク、水を混ぜておく。
④ 鍋に甘鯛とあさり、トマトを入れ、③を回しかける。
⑤ 蓋をして強火で3分蒸し、沸騰したら弱火にして10分程度蒸す。
⑥ オリーブオイルを回しかける。

*あさりの塩分で美味しくいただけますが、塩分がたりないようでしたら塩を足してください。

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この記事を書いた人
永吉 峰子
永吉 峰子

管理栄養士

管理栄養士の資格取得後、今まで管理栄養士と接点の少ない方との懸け橋になりたいと大手小売業に入社し、店長や商品開発を担当する。 その後、より直接的に多くの方に健康に関する情報をお届けするべく独立し、執筆活動や健康相談を行っている。テーマは「身近な管理栄養士」