2017年3月5日更新

啓蟄(二十四節気)の旬な食材 : 2017年3月5日〜3月19日

冬眠をしていた虫が、暖かな陽気を感じて外に出てくる時期です。啓蟄(けいちつ)には、松の幹に巻きつけた菰(コモ)を外して焼く風習がありました。 また、3月16日は「十六団子」の日です。田の神様が里へ下りてくる3月と、山に戻る11月には、16個の団子をお供えする風習があります。

啓蟄(二十四節気)の旬な食材

初候

蟄虫啓戸:すごもりのむしとをひらく

土の中で越冬していた虫が出て来る頃です。虫たちは気温だけでなく、日照時間が長くなることで冬眠から目覚めます。蛇や蛙、小動物なども徐々に顔を出し、地上に活気が出てきます。

次候

桃始笑:ももはじめてわらう

桃の花が咲き始める時期です。昔は花が咲くことを「笑う」と表現していたそうです。この時期は梅の花や、地域によっては桜の花が咲きます。花びらの先端が尖っているのは桃、丸いのが梅、先割れしているのが桜と見分けることが出来ます。

末候

菜虫化蝶:なむしちょうとかす

サナギで越冬をした青虫が羽化して蝶になる頃です。菜虫は、大根やカブなどの葉を食べる昆虫を指しています。蝶がひらひらと飛ぶ光景はまさに春の景色です。



啓蟄(けいちつ):旬な食材

タラの芽

カリウムが豊富に含まれ、体内の余分な塩分や水分を排出し、高血圧やむくみの予防に効果があります。また、食物繊維も多く、腸内環境を整え、便秘を解消する働きがあります。

胎児の神経管閉鎖障害リスクを低減する葉酸も多く含むため、妊婦の方にはおすすめの食材です。


多く含まれる栄養素:カリウム | 食物繊維 | 葉酸

わらび

抗酸化作用の強いビタミンEを多く含みます。老化防止効果がある他、血管を広げて血行を促進し冷えや肩こりを緩和する働きがあります。βカロテンも多く、皮膚や粘膜を正常に保ち、風邪を予防する効果があります。

アクが強い山菜なので、十分にアク抜きをして調理をしましょう。


多く含まれる栄養素:ビタミンE | βカロテン

ホタルイカ

内蔵まで丸ごと食べることができるため、ビタミンAやビタミンEを多く摂取できます。

ビタミンAは、皮膚や粘膜の健康を保つため免疫力を高め、また目を健康にする働きがあり、ビタミンEは、強い抗酸化作用を持ち、動脈硬化の予防や老化防止に効果があります。

銅も豊富に含まれ、体内で鉄の吸収を促進し貧血を予防する働きがあります。


多く含まれる栄養素:ビタミンA | ビタミンE |

しらす

骨ごと食べるため、カルシウムが豊富に含まれます。カルシウムは、骨や歯を形成するため骨粗鬆症の予防や、神経を鎮めてイライラを解消する効果があります。

不飽和脂肪酸のEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)も多く含まれます。

EPAは血栓を解かし動脈硬化の予防に効果があり、DHAは、血中コレステロールや中性脂肪を減らす働きの他、脳機能を高めます。


多く含まれる栄養素:カルシウム | EPA/IPA | DHA

ひじき

骨や歯を作るカルシウムが豊富に含まれ、カルシウムの吸収を助けるマグネシウムも含むため、効率よく摂取することが出来ます。

また、食物繊維が多く、腸内環境を整えて便秘の解消に働きかけます。

ひじきに含まれる鉄は非ヘム鉄なので、ビタミンCやタンパク質と一緒に摂取すると吸収しやすくなります。


多く含まれる栄養素:カルシウム | 食物繊維 |

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編集部

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