離乳食のお悩みQ&A
それでは、離乳食でのお悩みを保育園で出会ったお子様や赤ちゃんの栄養相談で多くよせられた悩みをいくつかまとめていきます。
- 01. 離乳食のスタート「はじめのひとくち」
- 02. 「はじめのひとくち」の海外事情
- 03. 赤ちゃんにとってなぜ離乳食が必要か?
- 04. 月齢別離乳食の進め方
- 05. 5、6か月(ゴックン期)
- 06. 7、8か月(モグモグ期)
- 07. 9〜11か月(カミカミ期)
- 08. 1~1歳半(パクパク期)
- 09. あったら便利な離乳食グッズ
- 10. 離乳食のお悩みQ&A
Q1・どのくらいの量をあげたらいいかわかりません。
A:食べる量よりも赤ちゃんの成長は「発育成長側線」を参考にしましょう。
離乳食をあげている時に、よく食べると「量が多いのでは?」と、また逆にあまり食べず「少ないのでは?」と、そんな心配を栄養相談でよく聞かれましたが、離乳食の進み具合や授乳の量・母乳かミルクなどによって個人差があります。
大人の方の体格が違うのと同じように赤ちゃんにも一律同じように食事が進むわけではありません。まずは、育児検診などで計ったお子様の身長と体重より、発育成長側線(下記:表参照)に大幅にずれていない場合は、あまり心配しなくても大丈夫です。
スタートの段階では、まだ食品に消化器官が慣れていないので、「5,6か月の離乳食の与え方」でお伝えした初めての食品のあげ方にそって、一さじずつすすめていきましょう。少し月齢があがり食べる量が増えてきたらゆっくり咀嚼(そしゃく)を確認して多めでもかまいません。たくさん食べる時は、その後の授乳量を徐々に減らしていきます。
もし離乳食後の授乳量が極端に減ってきた場合は離乳食を少な目にして、母乳やミルクをあげるように心がけましょう。逆に、離乳食をあまり食べずにミルクやおっぱいを欲しがる時には、離乳食の硬さや味付けを見直してみてください。
Q2:うまく口に入らずに出してしまいます。
A:スプーンを上あごにあてるようにしてお口の中に運んでいきます。
「あまり上手にのみこまない」「舌で出してしまう」という離乳食のお悩みの場合、まず赤ちゃんのお口の発達は大人よりも未熟であることを理解してください。
赤ちゃんのお口の中は、成人に比べ口腔が狭くなっています。この狭い口腔や舌の動きが発達していく過程で、液体状のものを「吸う」行為から「のむ」行為を練習していくのが離乳食です。なので、最初は上手にできなくても少しずつ慣れてできる様になっていくためあせらずにゆっくり少量から試していきましょう。
まずは、ほんの少し(スプーンの半分くらいの量)をスプーンにのせ、上あごにあて「滑らして舌の上におく」感覚をつかんでください。少量をのみこむことができる様になれば、後は簡単にパクッとのみこむようになってきます。
赤ちゃんの口の中の発達には、個人差があります。様子を見ながら徐々にすすめましょう。また、スプーンの形状や大きさ、素材などもお子様に合うものを選びましょう。
Q3:好き嫌いが多く困っています。
A:大人と一緒で、好き嫌いは多かれ少なかれみられる行為です。
どの時期に食べ物の好き嫌いがあるかの原因は月齢によっても異なりますが、乳児の離乳食の初めは、まだ慣れない食材の味に抵抗がある場合に好き嫌いが見られます。苦い味や香辛料の強い味、塩味の強い味は、離乳食の始まりの時期は避けた方がよいでしょう。
また離乳食に慣れて言葉の発達も進んだ1歳半過ぎから始まる好き嫌いは、自我の芽生えによるものがあります。言葉かけや周りの雰囲気ですんなりうけいれてくれることがあります。そのため「保育園では残さず食べるんですよね」と周りの空気と一緒になって残さず食べることも。
おうちでも家族そろって食事をしながら「おいしいねー!一緒に食べようねー!」などと、お子様の気分を盛り上げながらおいしく食べられるように声掛けしていきましょう。
一般的に、好き嫌いが固定する場合は親の嗜好に影響されていることがあります。親が苦手なものはお子様も、だんだんと苦手になっていきます。お子様の好き嫌いをなくしなんでも食べられるように、家族みんなで色々な食材を使った料理を工夫するといいですね。
なお、自閉症などの障害のあるお子様はこだわりが強く食べられない食材がある時があります。こちらは、一般的な好き嫌いとは違うため専門の先生や保育士、栄養士と相談しながらすすめましょう。