【男性ダイエット①】肥満になりやすい食べ方から変えよう!

現代、働き盛りの世代の男性に多く見られる肥満。このシリーズでは、男性に向けた健康な体を手に入れるためのダイエットのポイントを簡単に解説します。ご自身だけでなく、体型が気になる男性が身近にいる女性にもぜひご覧いただきたい内容になっています。

今回は、肥満になりやすい食べ方についてご説明します。

【男性のダイエット①】食べ方を変えることから!肥満になりやすい食べ方とは

人が満腹感を感じるまでには15~20分

まず、人が満腹感を感じるまでのメカニズムを確認しておきましょう。食事をすると、血液中の「糖」が増加し、それと同時に血糖値を下げるホルモンである「インスリン」が増加します。

このインスリンが満腹感を感じて食欲を抑える「満腹中枢」に働きかけ、人は満腹感を感じることになります。この食事のスタートから満腹感を感じるようになるまではおよそ15~20分程度といわれています。

肥満になりやすい食べ方の代表格「早食い」・「ながら食い」

前述のメカニズムと照らし合わせてみると、食事にかける時間20分以内の方は「早食い」です。この早食いが習慣になっている方は満腹感を感じる前に食事を終えてしまっているので、必要以上にたくさんの量を食べてしまっている可能性があります。

さらに、満腹中枢は食事に集中することで正常にはたらくので、何かをしながら食事をしている「ながら食い」の人も要注意です。食事の際にはできるだけ食事に集中し、20分程度は時間を割くように心がけてみてください。

「どか食い」はエネルギー過多になりやすい

忙しく食事を摂る時間もままならず、まとめて食事をする「どか食い」もできるだけ避けたい食べ方です。空腹が長く続いてしまうと、次の食事ではよりたくさんの量を摂取してしまうことになりかねません。

また、体は空腹が長く続くと「飢餓」状態とみなし、次の食事ではより多くのエネルギーを取り込もうとします。結果として規則的に食事をしている人に比べ体脂肪が蓄積しやすく、肥満につながってしまう可能性が高くなるのです。

どか食い対策には間食を取り入れて

食事をする時間がどうしても取れない場合には間食を取り入れましょう。空腹を感じる時間が少なくてすみ、体脂肪の蓄積を防ぐことができます。

間食の例としてはゼリー飲料などの手軽なものから、タンパク質源となるチーズなどの乳製品、ゆで卵などがおすすめです。暖かいスープもお腹を落ち着けることができるので良いですね。

<関連ページ>
タンパク質について詳しく

男性のダイエットは効果が出やすい

男性のダイエットは効果が出やすい、という特徴があることをご存じでしょうか。理由としては、まず男性は比較的落としやすい「内臓脂肪型肥満」の方が多いという点が一点。

そして、今回ご説明したような食べ方などの基本的な生活習慣が女性と比較すると乱れがちであるため、ほんの少しの工夫でも効果が表れやすい、というのが最大のポイントかもしれません。


第1回目の今回は、基本中の基本である「食べ方」について説明しました。前述の通り、男性のダイエットは女性に比べて効果が出やすく、ちょっとした工夫だけでも健康に近づくことができます。ぜひ今日から実践してみてはいかがでしょうか。



合わせて読みたい記事!



この記事を書いた人
ライフミール栄養士
ライフミール栄養士

編集部

ライフミール所属の栄養士です。 私たちは、「正しく、美味しい食生活」を少しでも多くの方に送って頂けるように、まずは正しい判断基準を持つための基礎的な栄養学に始まり、楽しく興味を持って頂けるようなコンテンツの提供や、専門性の強い研究テーマまで幅広い情報を発信してまいります。