2017年1月26日更新

カプサンチンの効果と摂取上の注意点について

カプチンサンは、カロテノイド系の色素で、赤ピーマンやパプリカの赤色はカプサンチンによるものです。また、HDL(善玉)コレステロールを上昇させる働きがあります。

その他にも、リコピンと同等の抗酸化作用によって老化を防ぎ、動脈硬化や脂質異常症、がんなど生活習慣病する効果が期待されています。

カプサンチンの性質と働き

カプサンチンは、赤ピーマンなどに含まれる赤い色素で、カロテノイドの一種です。

カロテノイドとは動植物に存在する黄色、橙色、赤色など脂溶性の色素成分の総称で、約600種類以上存在しています。

関連ページ:・カロテノイドについて詳しく


カロテノイドの中でも、カプサンチンはキサントフィル類に分類され、リコピンやβ-カロテンなどのカロテン類とは区別されています。

カプサンチンの優れた特徴は、強い抗酸化作用を持つことです。

その抗酸化力は、β-カロテンの1.5倍、リコピンと同じくらい強いと言われており、目や皮膚、内臓などの細胞組織にダメージを与える活性酸素から守ります。

また、LDL(悪玉)コレステロールの酸化を防いで、動脈硬化、糖尿病、がんなどの生活習慣病の予防に大きな力を発揮します。

カプサンチンにはHDL(善玉)コレステロールを構成するタンパクや代謝に関連する酵素を活性化してHDLコレステロールを上昇させる働きがあります。

さらに、老化に伴う記憶力や学習能力の衰えを防ぐ効果もあると言われています。


※「カプサンチン」と「カプサイシン」は名前が似ていますが、カプサイシンは唐辛子の辛み成分でカプサンチンとは別のものです。

<関連ページ>

・リコピンについて
・βカロテンについて
・コレステロールについて

カプサンチンを多く含む食品

パプリカ(赤)、赤ピーマン、唐辛子などに多く含まれます。

カプサンチンの摂取と食べ合わせ

カプサンチンの摂取量は定められていません。

赤ワイン、れんこん、春菊などポリフェノールを多く含む食品と一緒に摂ると抗酸化作用が大幅にアップするので一緒に摂取するのが効果的です。

関連ページ:ポリフェノールについて

カプサンチンの関連ワード

ピーマンと赤ピーマン

カプサンチンを含む食品として赤ピーマンが挙げられますが、赤ピーマンは緑のピーマンが熟したもので、成熟と共に日光によって緑色のクロロフィルが分解、消失してカプサンチンの赤色が現れます。(品種によっては黄色くなるものもあります。)

ピーマンよりも長い間太陽にあたるため、熟すにつれて赤い色素であるカプサンチンは増加し、栄養価も高くなります。



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ライフミール栄養士
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編集部

ライフミール所属の栄養士です。 私たちは、「正しく、美味しい食生活」を少しでも多くの方に送って頂けるように、まずは正しい判断基準を持つための基礎的な栄養学に始まり、楽しく興味を持って頂けるようなコンテンツの提供や、専門性の強い研究テーマまで幅広い情報を発信してまいります。