2016年9月14日更新

GABA(ギャバ)の効果と摂取上の注意点について

GABA(ギャバ)はアミノ酸の一種で神経伝達物質として機能しています。イライラや不安を鎮めて精神を安定させる抗ストレス効果があります。 また、脳への血液循環を良くし、酸素の供給を高めて脳を活性化したり、ギャバの経口投与によって降圧作用が報告されるなど様々な優れた効果を持ちます。 食品では発芽玄米に特に多く含まれますが、ギャバは特定保健用食品に認可されており様々な食品への応用も進み注目されています。

GABAの性質と働き

GABA(ギャバ)は、動植物などに広く存在するアミノ酸の一種で、正式名称は「γ-アミノ酪酸(Gamma Amino Butyric Acid)」と呼びます。

哺乳動物では脳や脊髄などの中枢神経に多く存在し、脳内においてはグルタミン酸から合成されます。ドーパミンなど興奮系の神経伝達物質の過剰分泌を抑えて興奮を鎮めたり、ストレスの緩和、リラックス効果をもたらします。

また、ギャバには腎臓の働きを高めて老廃物などを血液中からろ過し、尿として排出する効果があります。利尿作用を促すことによって血圧を低下させ、この作用によって、ギャバは特定保健用食品(トクホ)に認可されています。

血中のコレステロールや中性脂肪を抑制し、肥満や糖尿病、動脈硬化の予防にもつながると考えられます。また、肝臓の働きを活発にしてアルコールの代謝を促進させるので、お酒を飲む前などギャバを摂取することで、二日酔いの予防に期待されています

GABAを多く含む食品

玄米に多く含まれ、発芽することによってさらに増加するので発芽玄米は特にGABA(ギャバ)を多く含む食品とされています。発芽玄米100gあたり約10mgのギャバを含み白米の10倍にもなります。

また、トマト、なす、アスパラガス、かぼちゃ、きゅうり、メロン、みかんなどの野菜や果物、ぬか漬け、キムチなどの一部の発酵食品にも多く含まれています。

特定保健用食品としてお茶、乳酸菌飲料、チョコレートなどにも利用されています。

GABAの摂取と食べ合わせ

目安量として30mg以上、より機能を実感されたい場合は、50~100mgのギャバを摂取することで、ストレス軽減などの効果が期待できると考えられています。

ビタミンB6はアミノ酸の再合成をサポートし、ギャバなどの神経伝達物質の生成に必要な栄養素です。ビタミンB6が十分に摂取されないとギャバの生成にも影響が出るのでビタミンB6を含むマグロやカツオなどを一緒に摂取すると良いでしょう。

関連リンク: ビタミンB6

GABAの過剰症、欠乏症

GABA(ギャバ)の大量摂取は不安を増強させ血圧を上昇させる可能性があります。

ギャバは体内で十分な量が作り出されますが、加齢によって減少する傾向にあります。また、ストレスをやわらげるために使われ不足しやすくなります。ギャバが不足すると、興奮系の神経伝達物質が過剰に分泌されるのを抑制できず精神的な緊張感が続くことが考えられます。



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ライフミール栄養士
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編集部

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