ショ糖(スクロース)の効果と摂取上の注意点について
ショ糖とは、スクロースともよばれ、ブドウ糖と果糖が結合した「二糖類」です。砂糖の主成分でブドウ糖や果糖とともに、果物や野菜に含まれ、特にさとうきびやてんさいに多く含まれています。市販の砂糖は、さとうきびやてんさいの根を搾汁(さくじゅう)し、精製して作られています。
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ショ糖の性質と働き
ショ糖は、小腸でブドウ糖と果糖に分解・吸収され主にエネルギー源として働きます。脂質と比べ分解・吸収が早いのが特徴です。
不足すると、体タンパク質や体脂肪が分解、エネルギー源として代わりに充当されるため、体のエネルギー源が足りず、疲労感や集中力の低下を招きます。水によく溶け、無色透明です。
ショ糖は、長期経過しても腐らず、ジャムやお菓子などに使われ、その他の食品の防腐剤の役割も果たします。
関連ページ:ブドウ糖の栄養効果
ショ糖を多く含む食品
さとうきびやてんさい(砂糖大根)
ショ糖の摂取と食べ合わせ
ショ糖は多くの食品に含まれており、すぐに摂り過ぎてしまうので、注意が必要です。
ショ糖の過剰症、欠乏症
ショ糖の摂り過ぎは、中性脂肪を蓄積し肥満などの生活習慣病を引き起こす原因となります。
また、虫歯の原因にもなります。ショ糖により口内のミュータンス菌により粘液性物質がつくられ、その中で色々な細菌が増え、歯のエナメル質などを溶かす有機酸がつくられるためです。
ショ糖の関連ワード
砂糖とショ糖の違い
砂糖は食品の名前であり、ショ糖はそれに含まれる成分の名前です。砂糖の中に占めるショ糖の割合は、100g辺り以下のようになり、ほとんどの砂糖の主成分がショ糖であることが分かります。
黒砂糖には、ショ糖以外にもカリウムなどのミネラルや、ビオチンなどのビタミンが含まれています。
- 上白糖 97.6g
- 三温糖 98.5g
- グラニュー糖 100g
- 白ざら糖 100g
- 黒砂糖(黒糖) 86.8g
- 和三盆 98.8g
参考ページ:文部科学省 食品成分データベース 7訂
<関連ページ>
・カリウムの栄養効果
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・ビオチンの栄養効果
・ビタミンの栄養効果