秋分(二十四節気): 2016年9月22日〜10月7日
秋分の日に昼と夜の長さが同じになり、徐々に昼の時間が短くなっていきます。前後はお彼岸にあたり、おはぎをお供えすることでご先祖様の邪気払いをします。おはぎは、萩の花が咲く秋のお餅であることに由来し、新しい小豆を使うため粒あんで作られます。
初候
雷乃収声:かみなりすなわちこえをおさむ
夕立とともに鳴り響いていた雷が鳴り響かなくなる頃です。空を見渡すと、入道雲の姿はすっかりなくなり、うろこ雲が広がる秋の空になっています。「暑さ寒さも彼岸まで」と言われるように、爽やかな気候になります。
次候
蟄虫坏戸:ちっちゅうこをはいす
外で活動していた虫が土にもぐり入り口をふさぎ、冬ごもりをする時期です。春までの半年もの間冬眠をすることになります。土にもぐるだけでなく、落ち葉の下に集まったり、サナギや卵など様々な形で越冬します。
末候
水始涸:みずはじめてかれる
稲穂が収穫され、田の水がなくなる頃です。田んぼは黄金色に輝き、収穫シーズンとなります。その年に刈り取った最初の稲の束を捧げ、収穫の感謝を祈念する祭りが各地で開かれます。
秋分(しゅうぶん):旬な食材
椎茸(しいたけ)
青梗菜(チンゲン菜)
ごま
セサミンは強い抗酸化力があり、ビタミンEとともにアンチエイジング効果や認知症予防にもなります。また、不飽和脂肪酸であるリノール酸とリノレン酸を含み、血中コレステロールを低下し、生活習慣病の予防効果があります。
ごまの表皮は消化されにいため、すりゴマや練りゴマにすることで効率よく栄養を摂取しましょう。
多く含まれる栄養素:セサミン | ビタミンE | 不飽和脂肪酸(必須脂肪酸)
柿(かき)
花梨(かりん)
生で食べることは出来ませんが、ジャムや砂糖漬け、かりん酒などに用いられます。アミグダリンという成分は熱が加わると咳止め効果のある成分に変化するため、のど飴に用いられます。
ビタミンCとポリフェノールの一種であるタンニンを含むため、風邪予防や回復を早める働きがあります。クエン酸やリンゴ酸も多く含まれるため、疲労回復にも効果があります。
多く含まれる栄養素: ビタミンC | タンニン(ポリフェノール) | クエン酸