絶対に休めないあなたに!ヨガ講師が実践「体調不良を本格化させない」方法

まもなく4月とは言っても、しつこく襲い掛かってくる風邪ウイルス。また、風邪ではなくても、新生活の疲れが溜まって怠かったり、体調が悪かったり……。仕事や育児を休めないような方にとって、体調不良は驚異ですよね。かく言う筆者も、ヨガインストラクターという仕事柄、体調を崩すわけにはいかないため日頃から体調管理には細心の注意を払っています。

ここでは、筆者とその周りのトップトレーナー達も実践している「体調不良を本格化させない」方法を紹介していきたいと思います。体調不良に負けていられないというみなさん、要チェックですよ。

絶対に休めないあなたに!ヨガ講師が実践「体調不良を本格化させない」方法

うがい薬は3段階で

一般的に、ウイルスが鼻や喉の粘膜に付着し細胞に侵入して増殖すると、感染症を発症すると言われています。

そこで欠かせないのが、うがい。水で口内をすすぐのも良いのですが、うがい薬を使用することで殺菌・消毒効果が高まります。まず、口に含んで口内をすすぎ、次に喉、最後は声を出すようにして喉の奥まで3段階にわけてうがいをしましょう。

たくさんの生徒さんと密室で1時間近く話をしながらレッスンをするなど、喉にとって良くない状況で過ごすことが多いインストラクター・トレーナーにとって、うがい薬は必需品。筆者は、ジッパー付ビニール袋にカップと一緒に入れて持ち歩いています。

それでも「喉がイガイガするな」と感じたら、ウイルスの繁殖を抑える効果に期待されるハチミツをホットレモンに混ぜて飲んでから寝るようにしていますよ。

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マスクは都度取りかえる

ウイルス予防の必須アイテムといえばマスク。しかし、マスクも“ただつける”だけでは意味がありません。

ワイヤー部分を鼻に密着させる、裏表を正しくつける(プリーツは外・ヒダは下向き)、そして、一度外したマスクを二度づけしないことは鉄板ルールです。なぜなら、自分の呼気で湿り雑菌が繁殖しやすい、すでに付着したウイルス・雑菌を取り入れやすいから。

マスクは2~3枚持ち、一度使用したら捨てるようにしましょう。

顔に触れる前は除菌ジェル

続いても除菌アイテム。電車の手すりや吊革、エレベーターのボタン……、ウイルスが付着しているであろう場所に触れた後、その手で顔に触れると、目・鼻・口などの粘膜から感染してしまいます。

そうならないためにも手洗いをまめにしたいのですが、意外と難しくもありますよね。そんなときは、除菌ジェルの出番。バッグからサッと取り出し、いつでもどこでも手をアルコール消毒することができます。

外出先でいろいろな物に触れた後、食事・メイク直しの前に使うことをオススメします。

背骨にアプローチ

背骨は自律神経と深い関係があるパーツだと言われています。自律神経の乱れが生じると、体の器官の働きも乱れて免疫力が低下。風邪をひきやすくなったり、体調を崩しやすくなったりします。

日頃、背中を意識して動かす習慣がない方は、写真のようなポーズを取って背骨にアプローチしてみてください。自律神経を整えることに働きかけてくれるでしょう。

ただし、背部を大きく反らすため、柔軟性に自信がない方・腰痛がある方にとっては無理は禁物。手で足をつかまなくても良いので、背中を軽く反らせるところから始めてみましょう。

春は、心身ともに疲れが溜まって体調を崩しやすい季節。「絶対に休めない」というみなさんは、ぜひ参考にしてみてくださいね。

この記事を書いた人
高木 沙織
高木 沙織

ヨガインストラクター/ライター

2度の海外留学を経て、航空会社に勤務。退職後は「まずは自分が試してみる!」という実践美容をモットーに、フットワークの軽さと行動力を生かして、美容ライターの活動をスタート。 “美容と食には密接な関係がある”ことから、複数の「食」に関する資格を取得し、ビューティーフードアドバイザーとしてフード系のイベント講師・執筆に携わる。 2016年からはヨガインストラクターの活動も開始して、多角的に美容・健康をサポートする。