参加したいけれど不安だらけ!ヨガスターターさんからの質問にインストラクターが回答
ヨガに興味はあるけれど、実際に始めるまでに時間がかかったり、なかには不安を抱えたまま始めずに結局諦めてしまう方も少なくありません。ジムでのトレーニングやランニングなどとは異なり、ヨガを始める前の「さまざまな準備が必要なのでは」と不安になるのも挑戦の妨げになっているのかもしれませんね。
実際に、ヨガインストラクターを務める筆者にも、「ヨガをやってみたいんだけど、まず何をしたらいい?」という問い合わせは少なくありません。
ここでは、「ヨガを始めたいけれど一歩踏み出せない」という皆さんからいただいた質問にお答えしていきたいと思います。
体が硬くても出来る?
一番多い質問は、“柔軟性”について。ヨガのポーズは、体が硬いと取れないと思う方は多いでしょう。ですが、そんなことはありません。まずは、自分の柔軟性を知り、そのなかで安全にポーズを取ることが出来れば良いのです。柔軟性は、継続することでついてくるので、焦らずゆっくりと伸びを深めていく気持ちでいましょう。
早く柔軟性を高めたいと思ったら、毎日のストレッチを日課にすると良いです。伸ばし始めたらゆっくりと鼻呼吸をし、「吸って、吐く」を5回ほど繰り返すことで、伸びを深めることが出来ます。ただし、無理は禁物。伸ばしすぎは、筋肉や靭帯を痛める恐れがあるので限界までグーッと伸ばすのはやめましょう。
みんな動ける人ばかり?
ヨガのレッスンを継続して受講している方というと、柔軟性の高さはもちろん、難しいポーズも軽々取れるイメージがありますよね。「そのなかに身を置くのはちょっと…」と思う気持ち、わかります。
確かに、ヨガ歴が長くなると動けるようになるのですが、それを心配する必要はありません。ヨガの最中というのは、皆さん自分の呼吸やポーズに意識を集中させているので、周囲をキョロキョロ見たりすることは滅多にありません。
いかに自分が気持ち良く動けるかが大事なので、周囲を気にせず自分の世界に入って楽しみましょう。
会話はしてもいいの?
ヨガのレッスン中は基本的に会話はしません。インストラクターはポーズの取り方やポイントについて話したり、生徒さんのポーズの調整時に言葉を発したりしますが、それに回答しなくても良いというのが、一般的なヨガのレッスンです。
とは言っても、パーソナルレッスン時や、先生が回答を求めるような話をした時などの会話はOK! 参加するレッスンの様子・雰囲気をみて、言葉を発しても良いのか判断しましょう。
飲み物は何をどのくらい?
常温のスタジオでのレッスンでも、じんわりと汗をかくでしょう。そのため、水分補給は必須です。水分補給として一番オススメなのは、常温の水。せっかく温まった体を冷やすことがないからです。1時間のレッスンであれば、500mlくらいは用意しておきたいところ。
炭酸水はガスでお腹が膨れてポーズ・呼吸の妨げになるし、お茶類は利尿作用があるので、レッスン中の水分補給には適しません。
一度レッスンに参加してしまえば、「今までの不安は何だったんだろう」という気持ちになれるはず。勇気を出して、ヨガスタジオの門を叩いてみましょう!