ヨガをするならベジタリアンでないとダメってホント?「ヨギーニ」の食生活とは

ヨガをする人のことを指す言葉、“ヨギーニ”。近年では、このヨギーニが急増しています。また、ヨギーニのなかには、美容・健康維持のために定期的にヨガを取り入れていたり、本気でヨガを極めようと思っていたり、さまざまな人がいることでしょう。そして、「ヨガにまつわるちょっとした疑問」を抱いている方も少なくありません。

そこで今回は、多くのヨギーニから質問を受けてきたインストラクターの筆者が、中でも多かった疑問TOP3について回答していきたいと思います。

ベジタリアンでないとダメってホント…?「ヨギーニ」の食生活とは

ヨギーニはベジタリアンでないとダメ?

ヨガ哲学の基本的な教えには、ヨガの最終的な目的を達成するために進む8つの手順として“八支則”というものが説かれています。

さらに細かくいうと、八支則のなかにある“ヤマ(禁戒)”には、執着を持ちすぎないという意味の“アパリグラハ”、足りていることを知り現状に満足するという意味の“サントーシャ”というものがあり、それを自身の食生活に反映する方も少なくありません。つまり、「必要以上に食べ過ぎない」ということ。

さらには、生きているすべてのものに無用な暴力・殺生をくわえない“アヒンサー”という教えもあるため、肉類をはじめとした動物性食材の摂取を控えている方も。

ですが、ヨギーニがベジタリアンでなくてはいけないというわけでは決してありません。菜食主義を貫くことで体調を崩す方もいます。自分の体に合った食事・バランスの良い食事を摂ることが大切です。

どのくらいのペースでヨガをすれば良い?

心や体に対するヨガの効果を高めたいのであれば、コンスタントに行うことをオススメしています。とは言っても、生理痛が重いときや体調が優れないとき、忙しくて疲れているときに無理にヨガを行う必要はありません。

反対に、たくさんヨガを行えば行っただけ良いというものでもなかったりします。筋肉や靭帯、関節を痛めてしまう恐れがあるからです。 ヨガは、自分のペースで、気持ち良さを感じながら続けると良いでしょう。

お気に入りのヨガスタジオを見つけるには?

ヨガスタジオに通ってみようと足を運んだけれど、その後リピートをしなかった。その背景には、どのような理由がありますか? 「クラスが合わなかった」「インストラクターとの相性が悪かった」「通いにくい場所にある」など、さまざまな理由があるのではないでしょうか。

お気に入りのヨガスタジオが見つかれば継続的にレッスンに通うことができるし、ヨガ友達ができたりとヨガライフが充実してきますよね。そのためにも、下記の項目を参考にスタジオ探しをしてみると良いでしょう。

(1)ひとつの流派にこだわらず、さまざまなスタジオ・レッスンに参加してみる
(2)会うと元気になる先生がいる
(3)自宅から通いやすい場所にある
(4)清掃が行き届いていて清潔である
(5)レッスンの時間帯がライフスタイルに合っている

ヨガを始める前はもちろん、経験者であっても疑問は湧いてきます。その疑問はそのままにせず、レッスン後のインストラクターに問い合わせてみてはいかがでしょうか。

きっとヨガがもっと楽しくなるでしょう。

この記事を書いた人
高木 沙織
高木 沙織

ヨガインストラクター/ライター

2度の海外留学を経て、航空会社に勤務。退職後は「まずは自分が試してみる!」という実践美容をモットーに、フットワークの軽さと行動力を生かして、美容ライターの活動をスタート。 “美容と食には密接な関係がある”ことから、複数の「食」に関する資格を取得し、ビューティーフードアドバイザーとしてフード系のイベント講師・執筆に携わる。 2016年からはヨガインストラクターの活動も開始して、多角的に美容・健康をサポートする。