可愛さ・安さだけで選ぶのは待った!「ヨガを楽しむための下準備」【ヨガマット編】

ヨガをするときだけではなく、ストレッチやトレーニングをするときにも必要となるのが、“ヨガマット”。衝撃を吸収したり、手や足の滑りを防止したりするのに役立ってくれますよね。スタジオやジムによってはヨガマットの貸し出しがあったりもしますが、自宅でのヨガタイム・屋外でおこなわれるヨガイベントに参加するときには、マイ・ヨガマットがあると良いでしょう。

ですが、「可愛い」「安い」だけでヨガマット選ぶのはちょっと待って!ヨガを楽しむためには、どのようなマットを使うのかも大きく関係してきます。

ここでは、「ヨガマット選びで失敗しないためのポイント」について、お話していきたいと思います。

可愛さ・安さだけで選ぶのは待った!「ヨガを楽しむための下準備」【ヨガマット編】

厚さをチェック

まずは、ヨガマットの厚さをチェックしていきましょう。ヨガマットの厚さは1mm~12mmまであるので、「どのようなヨガをするのか」「どこで使うのか」に合わせて選ぶことをオススメします。

・1~3mm
これは、“薄め”に分類されます。薄めのヨガマットは、立位のポーズが多い動的なヨガに最適。厚いヨガマットだと、足元が安定しにくく、体の中心軸が取りにくくなるからです。

また、かさばらないうえに軽いため、ヨガマットを持ち運ぶようなときにも重宝します。

・7~12mm
続いては、“厚め”に分類される7~12mm。厚めのヨガマットは、座位のポーズが多い静的なヨガに向いています。座ったとき、お尻や足の骨が床にあたることでの痛みをヨガマットの厚みが吸収してくれます。

・3~7mm
3~7mm程度の厚さのマットは、ベーシックだと言えるでしょう。立位や座位、どちらにも適しているので、最初の1枚として購入するのならこの厚さがオススメです。

素材をチェック

続いてチェックしていきたいのが、ヨガマットの素材。なぜ素材が重要なのか……、それは“グリップ”“安定感”が関係してきます。

近頃は安価なヨガマットもあるのですが、接地面の手や足が滑ってしまってはヨガに集中できないだけではなく、怪我の恐れもあって危険です。そこで筆者がオススメする素材は、天然ゴム。グリップ力に優れており、安全にヨガをおこなうことができるでしょう。

熱可塑性エラストマー素材のマットも滑りにくく、汚れが気になるときは水洗いもできるので、長く・清潔に使いたい方にオススメです。

変わり種のヨガマット

最後に紹介するのは、やや変わり種のヨガマット。

・たためるヨガマット
ヨガマットを持ち運ぶときというのは、クルクルと丸めるのが主流です。ですが、人がたくさんいる電車内や長時間の移動となると、かさばってしまって意外と不便。最近では、ヨガマットに折り目がついていてパタパタとたためて、厚さ4mm程度の正方形までコンパクトにできるものもあるので、チェックしてみては。

・センターラインが入っている
ヨガを始めて間もない頃というのは、手や足の置き位置が分からなくなったり、体の中心軸が分からなくなったり、その結果ポーズが不安定になりがち。

センターラインが入ったヨガマットの良さは、マット上に目安・目印があるということ。今自分がどこにどのように体を置いているのか、どのように軸がずれているのかが分かると、ポーズの上達も早まるでしょう。

ひと言で“ヨガマット”と言っても、さまざまな種類があることがお分かりいただけたのではないでしょうか。ヨガマット次第で、ヨガタイムの過ごし方が変わるといっても過言ではないので、これから購入しようと思っている方は選び方の参考にしてみてくださいね。

この記事を書いた人
高木 沙織
高木 沙織

ヨガインストラクター/ライター

2度の海外留学を経て、航空会社に勤務。退職後は「まずは自分が試してみる!」という実践美容をモットーに、フットワークの軽さと行動力を生かして、美容ライターの活動をスタート。 “美容と食には密接な関係がある”ことから、複数の「食」に関する資格を取得し、ビューティーフードアドバイザーとしてフード系のイベント講師・執筆に携わる。 2016年からはヨガインストラクターの活動も開始して、多角的に美容・健康をサポートする。