【農薬について正しく学ぶ②】 作物栽培と農薬について(動画あり)
前記事の『農薬の種類と働きについて』では、一見悪いものと思われがちな農薬ですが、実際は農作物にとって欠かせない多くの働きがあること、農薬には多くの種類があり用途によって使い分けられていることを紹介しました。
今回は農作物とは何か、またその農薬がなぜ農作物に使われているのかを動画とともにわかりやすく解説します。
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掲載元:農薬工業会
※本記事は、掲載許可をいただいて配信しております。
改良されてきた農作物
農作物とは人間の手がかかっていない自然なものと思いがちだと思いますが、実際は野生の中から人間に都合の良い特徴を選び、改良されてきたものです。
例えば写真にあるような品種は全て人間の手によって自然の稲から改良されて作られたものです。たくさん粒をつけ、粒を大きく、味が良いなどという特徴を持った複数の稲を掛け合わせて長い時間をかけて作られた品種です。
農作物の問題点
稲に限らず、日本で栽培されている農作物の多くは特定の性質を強めた人工的な品種なので抵抗力が弱く人が世話をしないと育ちません。また、効率的な生産を追求するため、1種類の作物を大規模で人工的に育てます。
これらはその作物を好む害虫や病気にとっては居心地の良い天国のような環境なのです。一旦、害虫や病気が発生した場合に、その田や畑に広がりやすく、大きな被害になります。
また、日本の高温多湿という気候は病害虫や雑草が発生しやすい環境と言えます。
病害虫や雑草に対する画期的な解決策
先人たちは様々な防除方法を工夫し病害虫や雑草の問題と長い間戦ってきましたが、20世紀に入るまではこれといった良い解決策がありませんでした。
しかし、「農薬」の登場により私たちは今までになかった確実な防除方法を手に入れることができました。こうして「農薬」は農作物を効率よく安全に育てる上で欠かせないものとなったのです。