ヨガスターターが「ヨガをもっと楽しむための下準備」【ヨガウェア編】

新しいことを始めるには、ちょっとした勇気が必要ですよね。例えそれが、「楽しい」「体に良い」と言われていても、不安やドキドキを感じる方は多いでしょう。特に、体を動かす“ヨガ”に関しては、「どのような服装をしたら良いのか」「何を持っていったら良いのか」「どのような動きをするのか」など、色々と考えた結果、一歩踏み出せずに受講を断念してしまったという声もよく耳にします。

そこで今回は、ヨガをこれから始めようとする方、またはヨガを初めて間もない方が直面する心配事にヨガインストラクターである筆者が回答します。第1回目は、“ヨガウェア”の選び方についてです!

ヨガウェア=ヨガをするときの服装については、よく「動きやすい服装」と書かれていますよね。確かにそのとおりなのですが、いくつかの注意点をクリアする必要があります。ヨガウェアを選ぶときは、下記の項目を参考にしてみてください。

ヨガスターターが「ヨガをもっと楽しむための下準備」【ヨガウェア編】

リボンやファスナーなどの装飾品が付いていないもの

ヨガでは、仰向けやうつ伏せのポーズを取ることがあります。装飾品が付いたウェアを着ていると、その部分に体重がかかったときに痛みを感じたり、擦れて怪我をしてしまったりする恐れがあるので、トップス・ボトムスともに、装飾品が付いていないものを選びましょう。

時計やネックレス、ピアスなどのアクセサリー類も外します。

締め付けが強くないもの

ヨガと言えば、ゆっくりとした深い呼吸。そして、体を伸ばしたり、ねじったりするポーズ。これらをおこなうことで、血流が良くなります。しかし、締め付けの強いウェアを着ていては、呼吸がしにくく、ポーズが思ったように取れなくなり、その妨げに。

ブラジャーはワイヤーが入っていないスポーツ用のもの、ボトムスはお腹周りに手のひらがスッと入るくらいのゆとりがあるものを選ぶと良いでしょう。

ダボッとし過ぎていないもの

反対に、ゆとりがあり過ぎてダボッとしているウェアもヨガにはあまりオススメではありません。なぜかと言うと、前屈のような下を向くポーズの時に、ウェアがめくれて顔を覆ってしまったり、体に絡まったりして動きを妨げたり。

ヨガのポーズそのものが正しく取れているかを確認するのが難しくなったりするから。適度なフィット感があるウェアを用意しましょう

吸水速乾性のあるもの

常温のヨガクラスでも、1時間ほどレッスンを受講すればジワジワと汗がにじんできます。この汗が乾きにくい素材のウェアを着ていると、体をマットにつけたときの濡れた感じが不快に感じられたり、肌が汗荒れしたり、汗のニオイが気になったりします。

汗を吸いやすく、乾きやすい素材のウェアをチェックしてみてくださいね。

生地が薄くないもの

生地の薄さも考慮すべきポイント。女性だけのレッスンであっても、インナーが透けて見えるのは恥ずかしいですよね。ヨガでは、足を大きく伸ばしたり、開いたりするものが多いので、生地が伸びてインナーが透けてしまうことが多々あります。

とは言っても、生地が厚すぎて伸縮性がないものも適さないので、慎重に選んで。

露出が多くないもの

これは、どうしてもNGというわけではありません。気を付けたいのは、体の冷え。なかでも、重要な臓器や太い血管があるお腹周りの冷えには要注意。“内臓冷え”をすると、免疫力がグンと低下してしまいます。

ヨガのレッスン前後に羽織れるものを用意して、体を冷やさない工夫を。

最後に

以上、ウェアを選ぶときのコツをお伝えしました。ヨガ時間をより心地よく・意味のあるものにするための参考にしてみてくださいね。



この記事を書いた人
高木 沙織
高木 沙織

ヨガインストラクター/ライター

2度の海外留学を経て、航空会社に勤務。退職後は「まずは自分が試してみる!」という実践美容をモットーに、フットワークの軽さと行動力を生かして、美容ライターの活動をスタート。 “美容と食には密接な関係がある”ことから、複数の「食」に関する資格を取得し、ビューティーフードアドバイザーとしてフード系のイベント講師・執筆に携わる。 2016年からはヨガインストラクターの活動も開始して、多角的に美容・健康をサポートする。