ヨガの日はお腹いっぱい食べたらダメ?知っておきたい「ヨガ前の食事」

ヨガのレッスンでは、体を伸ばしたり、ねじったり、ときには逆転のポーズを取ったりと、日常生活ではしないような動きをする為に、ヨガの前は食事をどうしたらよいのかと悩む方が多く見られます。 ここでは、ヨガのレッスンを気持ち良く受けるために気を付けたい「レッスン前の食事のポイント」について、お話していきたいと思います。

ヨガの日はお腹いっぱい食べたらダメ?知っておきたい「ヨガ前の食事」

食事はレッスンの2時間前までに

ヨガのレッスンを受ける日に気を付けたい食事のポイントは、大きく分けると3つあります。まずは、食事のタイミング。

上記でもお伝えしたように、ヨガのポーズには体を伸ばしたり、ねじったり、逆転させたり、前屈したりと腹部に圧がかかるものが多くあります。そんなとき、食事の直後であったり、満腹感が続いていたりすると、気分が悪くなってヨガのポーズ・呼吸に集中できなくなってしまいますよね。

食事はヨガレッスンの2時間前までには済ませるようにし、かつ、腹7~8分目でストップすると体を気持ち良く動かせるようになりますよ。

消化の良い物をチョイス

続いては、ヨガの前に「何を食べるか」。よく、体を動かす前だからと、肉や揚げ物などをしっかりと食べる方がいらっしゃいます。これは、決して悪い事ではないのですが、消化に時間がかかり、胃腸に負担をかけることになるため、ヨガの前は避けたいところ。

胃もたれした状態では、ヨガをするどころか体を休める必要が出てきます。 ヨガの前の食事は、スープや温野菜、柔らかく炊いた米、湯豆腐のような温かくて柔らかい物、食物繊維が少ない物など消化が良い物をチョイスして、レッスンに備えましょう。

反対に、消化が悪い肉や揚げ物、小麦(パン・パスタなど)、加工食品、ジャンクフード、食物繊維が多い物、香辛料を使った料理などはヨガの前には控えるように。

ニオイの強い物にはご用心

3つめは、インストラクターの筆者が個人的に気を付けているポイント。それは、ニオイです。ヨガをするうえで大切なのは、“呼吸”。

それも、鼻呼吸をするため、ニオイの強い物を食べると口臭や体臭となって周囲の方の呼吸を妨げてしまうことがあるからです。

ヨガ当日のニンニク、ニラ、ねぎといった香りの強い野菜、香辛料を使ったキムチ、カレー、加えて舌に残りやすいコーヒーにはご用心。

アルコールや乳製品、糖質・脂質を含むスイーツ、スナック菓子なども体臭を強くする原因と考えられているので、日頃から摂り過ぎないように心がけると良いでしょう。

最後に

ヨガのレッスンがある日は、食事の調整が必要不可欠。せっかくのヨガ時間をツライものにしないためにも、ぜひ上記の項目を参考にしてみてくださいね。

次回は、ヨガレッスン後の食事のポイントについてお話します。お楽しみに。



この記事を書いた人
高木 沙織
高木 沙織

ヨガインストラクター/ライター

2度の海外留学を経て、航空会社に勤務。退職後は「まずは自分が試してみる!」という実践美容をモットーに、フットワークの軽さと行動力を生かして、美容ライターの活動をスタート。 “美容と食には密接な関係がある”ことから、複数の「食」に関する資格を取得し、ビューティーフードアドバイザーとしてフード系のイベント講師・執筆に携わる。 2016年からはヨガインストラクターの活動も開始して、多角的に美容・健康をサポートする。