意外に冷える?夏の冷え対策に摂りたい栄養素とおすすめレシピ

暑い日が続き、本格的な夏もすぐそこ。夏は熱中症も心配ですが、意外に冷える時期でもあるのです。そこで夏の冷え性対策として摂りたい栄養素や食材をおすすめのレシピと供にご紹介致します。

意外に冷える?夏の冷え対策に摂りたい栄養素とおすすめレシピ

夏はどうして冷えるの?

夏の冷えの原因として考えられるのが冷房です。また、暑い外と冷房のきいた室内の温度差も夏の冷えの原因となっています。体温の調整は自律神経という神経がコントロールしています。

気温差は体にとってストレスになり、ストレスは自律神経が乱れさせます。自律神経が乱れてしまうと体温調整がうまくいかず、冷えが悪化してしまうと言われています。

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夏の冷え対策に摂りたい栄養素・食材とは?

1. 体を中から温める生姜

生姜にはジンゲロールとショウガオールという成分が含まれています。ショウガオールには内臓を中から温める働きがあります。また、ジンゲロールは血管を広げて血行を良くする働きがあります。その為、生姜には冷えを改善する働きが期待できます。

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生姜について詳しく

2. 血行を良くするビタミンE

血行が悪いと余計な水分が体にたまってしまいます。体にたまった余計な水分は、冷えの原因となります。その為、冷え対策には血行を良くしておくことが大切です。

アーモンドやモロヘイヤ、パプリカ、たらこ、うなぎなどに含まれるビタミンEには血行を良くする働きがあります。

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3. 暑い時には辛いもの!唐辛子のカプサイシン

カプサイシンは唐辛子の辛味成分です。カプサイシンにはアドレナリンいうホルモンの分泌を活性化させる働きがあります。アドレナリンにはエネルギー代謝を活性化させる働きがあります。エネルギーが効率良く作られると体温が上昇し、冷え改善が期待できます。

夏の冷え対策におすすめ!レシピ3選

① 簡単!アボガドとトマトのキムチ和え

ビタミンEが豊富なアボガドと、カプサイシンを含むキムチを使っています。トマトの酸味とアボガドの油分でキムチの辛さがやわらぎ、さっぱりといただけます。簡単でおつまみにもなる1品です。

【材料】※2人前
・アボガド 半分
・トマト 半分
・キムチ お好みの量

【作り方】
① トマト、アボガド、キムチは食べやすい大きさに切る。

② 切った材料を和える。

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② 漬けておくだけ!パプリカのジンジャーマリネ

夏にさっぱりといただけるマリネに、冷え対策で摂りたい生姜を加えて作ります。具材にはビタミンEが豊富なパプリカを使用。見た目にも華やかです。きゅうりやトマトなどお好みの野菜を加えても美味しくできます。

【材料】※作りやすい分量
・パプリカ(黄色)1個
・パプリカ(赤) 1個
・すりおろし生姜 大さじ2
・はちみつ 大さじ1
・オリーブオイル 大さじ1
・塩 小さじ1/2
・酢 大さじ3

【作り方】
① パプリカは種をとり、スティック状に切っておく。

② 調味料をよく混ぜ合わせる。

③ ②に①を入れ、冷蔵庫で1時間以上つける。

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③ モロヘイヤのエスニックスープ

ビタミンEが豊富なモロヘイヤを使ったスープ。冷え対策で食べたい生姜や唐辛子も入っています。豆板醤の辛味とレモンの酸味でエスニックな味わいになります。

【材料】※2人前
・モロヘイヤ 半束
・きのこ(お好みのもの) 80g
・万能ねぎ 少々
・ニンニク(すりおろし) 小さじ1/2
・すりおろし生姜 小さじ1/2
・豆板醤 大さじ1/2
・鶏ガラスープ(顆粒)小さじ2
・水200ml
・レモン汁 大さじ1
・塩 適量
・ごま油 適量

【作り方】
① モロヘイヤはゆで、1cm程度に刻んでおく。

② きのこは食べやすい大きさに切る。

③ 鍋にごま油をしき、ニンニク、生姜を入れて火にかけ、香りが出たらきのこと豆板醬を加えて炒める。

④ ③に水、鶏ガラスープの素を加えひと煮立ちしたら、①のモロヘイヤを加える。

⑤ モロヘイヤが温まったら味をみて、塩分が足りないようであれば適宜塩を加える。

⑥ 器にもり、レモン汁をかけ、小口切りにした万能ねぎをちらす。

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この記事を書いた人
永吉 峰子
永吉 峰子

管理栄養士

管理栄養士の資格取得後、今まで管理栄養士と接点の少ない方との懸け橋になりたいと大手小売業に入社し、店長や商品開発を担当する。 その後、より直接的に多くの方に健康に関する情報をお届けするべく独立し、執筆活動や健康相談を行っている。テーマは「身近な管理栄養士」