たくさんあって迷う方に!「種類と特徴」から探す自分に合ったヨガクラス

ヨガのレッスンに参加する前に必ずすること。それは、「どのようなクラスに参加するか選ぶ・決める」こと。このとき、ヨガスタジオのホームページや雑誌を見たり、口コミを参考にしたりする方が多いでしょう。ですが、“○○ヨガ”といったように耳新しいヨガの名前を目にしても、ピンと来ませんよね。

ここでは、数ある流派のなかから人気のヨガとその特徴を伝えていきたいと思います。クラス選びに迷っている方や新しいクラスに挑戦したい方は必見ですよ。

たくさんあって迷う方に!「種類と特徴」から探す自分に合ったヨガクラス

運動量・・・★

まずは、これからヨガを始めるヨガスターターさんや心身をゆったりと休めたい方にオススメのリラックス系ヨガから。

(1)リストラティブヨガ
リストラティブには、「元気を回復させる」という意味があります。ボルスターという縦長のクッションのようなものを使用し、その上に身をゆだねて体を深く開いたりするのが特徴で、深いリラックス状態へと導いてくれます。

(2)アロマヨガ
アロマヨガも運動量はそれほど多くありません。アロマキャンドルやスプレー、ディフューザーなどを使用して、香りの力とゆったりとした動きでリラックス状態へと導いてくれるでしょう。

運動量・・・★★★

続いては、もう少し運動量が多いヨガを2つ紹介します。こちらは、ヨガスターターさんやヨガ中級レベルの方にオススメ。

(1)ヴィンヤサヨガ
ヴィンヤサヨガは、次に紹介するアシュタンガヨガから派生したヨガで、呼吸に合わせて流れるようにポーズを連続していくのが特徴。呼吸をしっかりと意識し、そこに動きを合わせていくことで、集中力が高まったり、血流が良くなったりする効果にも期待できます。

(2)陰ヨガ
中国の陰陽論の考えを用いたヨガ。体をめぐる気の通り道に意識を向け、座位や仰向け、うつ伏せのポーズを中心に、深い呼吸をあわせて取っていきます。一番の特徴は、ひとつのポーズにを時間をかけてじっくりと取ること。今の自分の心と体と向き合うことや、筋膜、腱、靭帯を緩やかに伸ばしたりすることができます。

運動量・・・★★★★★

最後は、運動量が多いパワー系ヨガ。

(1)アシュタンガヨガ
アシュタンガという言葉は、ヨガの教えである“八支則(ヨガを深めるための8つの段階)”を意味しており、ヨガをしている方なら一度は耳にしたことがあるかもしれません。太陽礼拝から始まり、立位や座位、フィニッシュへと流れるようにダイナミックな動きが続くため、筋力・柔軟性の向上を目指す方・終了後に爽快感を得たい方にオススメです。

(2)コアパワーヨガ
コア=体幹を効果的に鍛えるのがコアパワーヨガ。筆者も資格を持ち、レッスンをおこなっているクラスです。ヨガの瞑想や哲学、サンスクリット語を省略し、スポーツ医学に基づいて機能解剖学•バイオメカニクス•キネシオロジーを重視した身体機能の改善を目的とするフィジカルトレーニングメソッド。

左右非対称のポーズを1肢位~4肢位でおこなったり、ポーズの最中に体幹にスイッチを入れたりと強度は高めですが、しっかりと動きたい方、フィジカルトレーニングをしたい方、スポーツをしていてパフォーマンスを高めたい方にピッタリです。

今回紹介したクラスの他にも、アイアンガーヨガやイシュタヨガ、クリパルヨガなど、まだまだたくさんのクラスがあります。気になるクラスがあったら、ヨガスタジオに問い合わせるなどして、自分に合ったクラスを見つけてみてくださいね。

この記事を書いた人
高木 沙織
高木 沙織

ヨガインストラクター/ライター

2度の海外留学を経て、航空会社に勤務。退職後は「まずは自分が試してみる!」という実践美容をモットーに、フットワークの軽さと行動力を生かして、美容ライターの活動をスタート。 “美容と食には密接な関係がある”ことから、複数の「食」に関する資格を取得し、ビューティーフードアドバイザーとしてフード系のイベント講師・執筆に携わる。 2016年からはヨガインストラクターの活動も開始して、多角的に美容・健康をサポートする。