ヒエヒエな冷え性さんに!熱生産量を上げて体を温める「ヨガポーズ」3選

心や体の解放。筋肉へのアプローチ。このように、リラックス感や達成感を与えてくれる“ヨガ”なのですが、目的は人それぞれ。特に、女性に関しては、美容・健康のためという方が多いでしょう。そして、近頃よく耳にするのが、「ヨガを始めてから冷えが改善された」という嬉しい声。

そう、ヨガのポーズのなかには、体内で熱を作る“熱生産量”を高めてくれるものがいくつもあるのです。

体が温まると、基礎代謝が上がって痩せやすくなったり、免疫力が上がって病気にかかりにくくなったりと嬉しいことばかり。そのためにも、ヨガでは体の中でも大きな筋肉である体幹(胴体)・太ももの筋力アップに効果的なポーズを取り、筋肉量を増やしてあげましょう。

ツライ体の冷えにお悩みの方におすすめのヨガポーズをご紹介します。

ヒエヒエな冷え性さんに!熱生産量を上げて体を温める「ヨガポーズ」3選

三日月のヨガポーズ

最初のヨガポーズは、三日月のポーズから。股関節を大きく開いて下半身を安定させる、上体の前面・背面をストレッチすることに加えて、両手を伸ばしてバランスを取るため、お腹の真ん中にある腹直筋、その両脇にある腹斜筋にアプローチ。

【三日月のポーズ・プロセス】
(1) 床に膝立ちになったら右足を大きく前に踏み出し、右膝の上に両手を置く。

(2) 息を吸いながら両手を頭上に伸ばし、重心を前に移動させて腰を沈ませる。

(3) 息を吐きながら上体を反らし、鼻呼吸を5回繰り返す。

(4) 息を吸いながら膝立ちの姿勢に戻ったら、反対側も同様におこなう。

ねじった椅子のヨガポーズ

続いてのヨガポーズは、ねじった椅子のポーズ。腰を深く落として足を強化しつつ、ねじりを加えることで体幹部にもしっかりとアプローチしてくれます。

【ねじった椅子のポーズ・プロセス】
(1)両足を揃えて立ち、胸の前で合掌をする。

(2)息を吸って背筋を伸ばし、その息を吐きながら膝を曲げて、お尻をうしろに引くように腰を落とす。

(3)息を吸って上体を起こし、その息を吐きながら上体を右にねじる。左ひじを右膝の外側にあてて胸を開き、視線は天井。鼻呼吸を5呼吸繰り返す。
※ 両足の裏でしっかりと床を踏みしめ、合掌した手のひら同士は押し合って胸の前に。

(4)息を吸いながらねじりをほどき、(1)の姿勢に戻ったら反対側も同様におこなう。

プランクのヨガポーズ

最後のヨガポーズは、プランクのポーズ。簡単そうに見えるこのポーズですが、お腹周りをはじめ、腕や足の筋肉もしっかりと使うため、まずは1分間キープすることを目標にしましょう。

【プランクのポーズ・プロセス】
(1)床にうつ伏せになる。

(2)両肘~手を床につき、足は腰幅に開いたらつま先を立て、体を浮かせてキープ。鼻呼吸を繰り返す。

※ 背中が丸まったり、お腹が下がったりしないように、体と床が平行になることを意識してポーズを取る。

(3)息を吐きながら、ゆっくりと体を床におろす。

最後に

これらのヨガポーズは、連続でおこなうとより効果的です。慣れるまではきついポーズもあるかもしれませんが、その日の体調や体の動きに合わせて無理のない範囲で毎日取り入れてみてくださいね。熱生産量を上げて体を温めるヨガポーズで冷え性を改善しましょう。

この記事を書いた人
高木 沙織
高木 沙織

ヨガインストラクター/ライター

2度の海外留学を経て、航空会社に勤務。退職後は「まずは自分が試してみる!」という実践美容をモットーに、フットワークの軽さと行動力を生かして、美容ライターの活動をスタート。 “美容と食には密接な関係がある”ことから、複数の「食」に関する資格を取得し、ビューティーフードアドバイザーとしてフード系のイベント講師・執筆に携わる。 2016年からはヨガインストラクターの活動も開始して、多角的に美容・健康をサポートする。