今注目されている「薬膳」で心身共に健やかに幸せに暮らそう!
薬膳(やくぜん)という言葉を耳にしたことがありますか?
その昔、中国では皇帝に元気で長生きしてもらうための研究が盛んでした。国を司る皇帝が元気でないと正しい判断ができないからです。
中国の伝統医療である『中医学』は大きく分けて「漢方薬」「薬膳」「気」の3つの処方をされます。
たとえば、風邪をひいて中医学の病院に行くと「漢方薬3日、薬膳1週間、気を1日30分4日通いなさい。」のように言われるそうです。

食べる薬「食薬(しょくやく)」
私たちは日常的に食事をしていて、数えきれないほどの食材を口にしていますが、中医学での食材の持つ効能を理解した上で、薬として食べる食材を「食薬」と言います。
薬としての食材なので、健康の維持や病気の予防、治療などに用いられます。
古代の人は、食材を探すときに治療効果のある食材を見つけ、また組み合わせることによりよりいっそう効果が高められたりすることに気づきました。
長い間、繰り返し食べ続けた経験から現代では穀類やイモ類、野菜など一般的に食べられるものを「食材」、朝鮮人参や黄柏のように明確な薬効があるものを「中薬」と呼びます。
難しい中薬を使わなくても、スーパーなどで手に入る一般的な食材や組み合わせでも、薬効が期待できるものをご紹介します。
(例)サンマの梅生姜煮
秋になると脂がのっておいしくなるサンマは、からだを温めて血の巡りを良くし、胃腸の働きを高めると言われています。良質の不飽和脂肪酸であるDHAやEPAも豊富に含まれています。
梅に含まれるクエン酸は疲労回復が期待でき、強い抗酸化作用があるので解毒効果があると言われています。
今回ご紹介するサンマの梅煮は、からだを温めるサンマと生姜、デトックス効果のある梅干しを使い、冷えからくる生理痛や生理不順などの血液のトラブルでお悩みにピッタリです。
また、サンマに含まれるタウリンと梅のクエン酸の組み合わせは疲労回復やコレステロールを下げる効果が期待できます。
秋の味覚のサンマを生姜と梅で甘酸っぱく煮たものは、夏のダメージがからだに出てきた頃に、からだが必要とする一品です。
薬膳レシピ【サンマの梅生姜煮】

◇材料(2人前)
サンマ 2尾
梅干し 2個
A.
生姜のうす切り…2~3枚
酒…大さじ2
水…適量
みりん…大さじ3
砂糖…大さじ2
醤油…大さじ3
酢…大さじ3
◇作り方
1. サンマは内臓を取り除き、水洗いしてからペーパータオルなどで水気を拭き、半分の長さに切る。
2. 鍋にA.とサンマがかぶる程度の水を入れて強火で沸騰させる。
3. サンマを入れてペーパータオルで落しぶたをし、ときどき落としぶたの上からスプーンなどで煮汁を回しかけながら中火で10~15分ほど煮る。
4. 煮汁が鍋底全体にうっすらと残るくらいになったら火を止め、しょうが、梅干しとともに皿に盛りつけます。
薬膳を学ぶには
薬膳の本なども多く出版されているので、本屋やネットで購入すれば学ぶことはできますが、なかなか用語も難しく、思うように実生活に取り入れられないことも多く聞きます。
本格的に取り入れたい方であれば、薬膳教室や講座などで一気に学ぶことをおすすめします。
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仕事や育児などで忙しい方でも、担当のレッスンアドバイザーに相談でき、負担なく安心して続けられることができるようですので、このような通信講座でのレッスンもオススメですよ。
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・体の内側からケアを目指す方
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